■2012年3月18日 第12回 修了式 〜 塾生挨拶
1年間の感想など
  • 今年度の八百屋塾で、コンピュータ管理されているドールさんのバナナの加工室(むろ)を見ることができたのは、大変貴重な体験でした。また、1泊で長野の山ノ内町に行き、生産者の方とコミュニケーションをとりながらリンゴのことについて質問したり、わからないことをマンツーマンのような形で聞けて、よかったと思います。1泊で行ったこと自体も楽しかった。またそういう機会を楽しみにしながら、4月から勉強したいと思っています。

  • 八百屋塾に来るたびに新しい発見があり、勉強になることがたくさんありました。また、人の繋がりもできたのがよかったと思います。これからもよろしくお願いします。

  • 毎回いろいろな野菜が出てきて知識を得ることができ、先生方や参加している方々からも話を聞けて、とても勉強になりました。また4月からも勉強したいと思っています。

  • 私は、スーパーマーケットの青果部の新入社員です。何もわからない中、1年間、商品知識や八百屋とはどういうものなのかを学び、八百屋という仕事にすごく興味を持てるようになりました。

  • スーパーの青果部門でチーフをしているのですが、責任者といっても、それほど知識があるわけではありません。八百屋塾で1品1品学び、少しずつですが考える時間があって、それを売場にフィードバックできました。これが終わっても、また野菜について勉強しよう、と思っています。1年間ありがとうございました。

  • スーパーの青果部で働いています。お店があるのは川口、価格競争が非常に厳しいところで、回りのスーパーが価格競争に巻き込まれて行く中、うちの店もそちらに走りそうになっていたのですが、八百屋塾でいろいろな商品の味を知ることができ、こんなにおいしいものがあるんだ、価格じゃないんだ、と思えるようになりました。お客さまに「せとか」などを積極的に提案して、「おいしかった」といっていただければ、差別化にもなるので、そういった店作りをしていきたい、と思っています。

  • コモディイイダというスーパーから来ています。一般的に、スーパーは、青果部門も本部指示で動くことが多いのですが、コモディイイダでは、チーフをはじめ、青果部門の担当者が全て仕入れや管理をしており、店ごとに特徴があります。私は去年、ちょうど放射能被害が問題になった頃に八百屋塾を受講して、自分が作業員になっていた、と痛感しました。ポップ1枚でこの商品は安全ですよ、と書くだけで、お客さんと接することがあまりなかった。ここでは、接客販売について主に学ばせていただきました。1年間ありがとうございました。

  • 1年間八百屋塾で勉強して、野菜はただ売るだけではいけない、味や品質を知って、お客さまに喜んでいただくことか大事だと思いました。また、ひとつのものに興味を持つことがすごく大切なのがわかりました。作っている人の思いを聞いて、それをしっかりとお客さまに伝える責任もある、と感じています。八百屋塾で学んだことを、販売に生かしていきたいと思います。

  • スーパーマーケットで、主に青果の仕入れのアシスタントをしていますが、現場に足を運ぶ機会が少なかったので、曖昧なイメージと結びついた部分がすごく多かった。月に1回、八百屋塾で旬や季節の野菜を実際に見て、食べくらべをすることができ、みなさんの質問や意見などを聞いていて、こういう視点や見方があるんだなと、勉強になりました。ありがとうございました。

  • 西小山で八百屋をしています。今年ほど、生産地を意識した年はありませんでした。これまで生産地には無頓着だった、ということを改めて感じ、より一層野菜が身近になったような気がします。何年も八百屋塾に来ていても、初めて食べる品種のものがありますし、日本のタネ屋さんはすごく研究しているので、日々新しいものが出てきます。ですから、本当に八百屋は飽きない、と思います。お店で日々売れたり売れなかったりするのもまた面白くて、楽しく働いています。

  • 茨城県の西側、境町から来ています。立場としては生産者に近く、友人がやっている柿沼農園の販売のお手伝いをしています。1年前、3月11日の原発事故を契機に苦しめられた風評被害を思い出します。八百屋塾でも、八百屋のみなさんに、風評被害に立ち向かってほしい、とお願いしました。柿沼農園では、セロリ、トマト、トウモロコシなどの野菜をこだわって作っています。先週末から、セロリの収穫が始まりました。今年は寒冷だったので育ちが遅いのですが、4月の八百屋塾でご紹介できれば、と思っています。また、柿沼農園のブルーベリー栽培は、今年で2年目になります。お陰さまで順調に育っており、数年先にはみなさんにも味わっていただけると思います。何のために作るのか、どういうものを作るのか、私はそのコンセプトが非常に大事だと思っています。八百屋塾に通うことで自分のコンセプトを確認し、今日の佐藤さんの記念講演にもあったように、それが間違っていない、との思いを強固にしました。今後ともよろしくお願いします。

  • ジュニア野菜ソムリエの資格を持っています。八百屋塾は今回で2年目でした。正直、1年目を受けて、2年目はもういいかな、と思っていたのですが、ここに来るとめずらしい野菜が見られ、試食もできるので、結局、修了証をいただけるほど通ってしまいました。今までは、習ったことを家で話したり、料理を作ってみたり、ブログに書いたりしていたのですが、今年は仕事として野菜の魅力を伝える側になれたら、と思っています。

  • 1年間、ありがとうございました。今年度、私の中では、八百屋塾の成果は0点でした。仕事が大変だったり、妻が体調不良だったりして、売ること以外の作業量が増え、お客さんとしっかり接することができないまま、1日が忙しく過ぎてしまうような感じでした。売上げは下がるし、時間はないし、心の疲弊が激しかったので、今日は、佐藤さんの講演を聞けてよかった、と思いました。今日を機に心の転換をして、また4月から頑張っていこう、と思っています。

  • 横浜で納め業務をやっています。八百屋塾は毎年受講しています。ここに来ると、毎回、いろいろな講師の先生方にお話をうかがえるのが一番大きいと思っています。また、みなさんと情報交換したことをまた横浜の人たちに伝えています。今日、講演をしてくださった佐藤さん、ありがとうございました。断片的に思っていたことが、全部繋がったような気がします。今後は、自分がやってきたことが間違っていなかった、と自信を持っていえます。私も、八百屋は食を変えなければいけない、と思っています。今の食生活をなんとかしてわれわれのチカラで変えていきましょう。押しつけではなく、納得してくれる形でお話をする。わかってくれる人はわかってくれると思います。そういう人たちと商売をしていきたいし、世の中を変えていきたいと思います。私も最近、お客さんを選ぶようになりました。自分の信念を曲げてまでは商売したくないので、理不尽なことは断るようにしています。ここ数年、そういうことをやってきて、間違っていなかったな、と思いました。いくらお客さんでも、繋がらないところは繋がらない。われわれが目指すのは、最終的には健康だと思います。今後ともよろしくお願いします。

  • 1年間八百屋塾に参加して、いろいろな野菜、品目等を勉強し、今まで知らなかったことを知ることができてよかったと思います。今後、生かしていけるようにしたいと思います。

  • 果菜類からつまもの関係まで、幅広く扱っています。八百屋塾に来て、勉強不足を痛感しました。また明日からの販売で頑張っていきたいと思います。

  • 築地の仲卸で働いています。今年度はじめて八百屋塾に参加したのですが、個人のチカラでは難しいいろいろな品種の食べくらべや、今日の佐藤さんのようななかなか出会えない講師の方のお話を毎回聞けるので、本当にありがたく思っています。また、毎月その段取りをしてくださったスタッフの方や、関係者の方に感謝しています。ありがとうございました。来期からは、学んだ知識をきちんと形として発信できるようにしていきたいと思います。

  • 今日の講演で、「晩発性」についてお話を伺い、未来に関わる重大なことに着眼されているな、と思いました。放射能や農薬など、さまざまな問題がありますが、「晩発性」というキーワードで子どもたちの未来を考えることは非常に重要だと思います。私も勉強が滞っていますが、またよろしくお願いします。
 

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