■2011年4月17日 第1回 〜 副理事長挨拶 野本 要二

 このたびの大地震で被災したみなさんに、お見舞い申しあげます。

 東日本大震災は、わが国の経済に計り知れない影響を与えており、青果業界も例外ではありません。

 被災地にはわれわれの仲間がいて、壊滅的な状況のなかでがんばっています。そこで、全国の組合に呼びかけて復興支援の義援金を募ったところ、1,600万円集まりました。先日現地に送り、受け取ったという知らせが届いたところです。

副理事長 野本要二

 また、われわれは、東北、北関東の生産者にたいへんお世話になっています。ところがご存じのように、風評被害がひどい。農家がやる気をなくしては非常に困ります。そこで、われわれの気概を見せようと、東京の八百屋さんの組合である、東京都青果物商業協同組合として「被災地応援キャンペーン」を始めました。このキャンペーンは、消費者のみなさんには、われわれが扱っている野菜は、市場を通した安全安心の青果物であることをお知らせし、農家のみなさんには、われわれは風評に惑わされず、東京の消費者に全力で販売することをお伝えしようというものです。

 今回の大震災に続いて福島第一原発の事故が起き、いつ解決するかわからない状況です。八百屋としても、長いスパンで、何をするかを考えていく必要があります。こういうときは、情報が大切です。日々、ニュースをチェックして、安心な野菜をおすすめしているお店は、売り上げもそれほど落ち込んでいません。

 八百屋とスーパーマーケットとの違いは、お客さんに説明ができることです。今回のような状況では、それが大きな強みになります。この[八百屋塾]で、お客さんとキチッと話ができる八百屋さんが育っていってほしいと願っています。

 
■2011年4月17日 第1回 〜 実行委員長挨拶 関澤健

 今年度から、東京都青果物商業協同組合青年会の会長、[八百屋塾]の実行委員長を務める関澤です。不慣れですので、不手際があるかもしれませんが、よろしくお願いします。

 これから毎月、旬の野菜を勉強していきますが、新しい試みとして、みなさんに「八百屋塾レポート」を出していただくことにしました。お配りした資料のなかに入っています。その日の感想とか、こんな野菜を取りあげてほしいとか、こんなことが知りたいとか、どこかでみた講師の話を聞きたいとか、何でもけっこうですので、記入して受付に渡してください。

実行委員長 関澤健
 

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