■2024年1月 さつまいもカンパニー(株) 代表取締役 橋本亜友樹氏
私自身がサツマイモに興味をもち始めたのは、子供の頃に環境破壊や食糧危機といった単語をよく耳にするようになり、将来役立つ作物は何か?と調べていたときに、サツマイモがこれまで飢饉や戦争時に人の命を救ってきた救荒作物であることを知ったのがきっかけでした。 サツマイモはただ甘いだけではない、サツマイモの様々な魅力と無限の可能性を伝えていきたいと活動しています。 以前、農産物を品種名が付加された状態で流通することが出来れば、消費者の選択の幅が広がり、新たなニーズや付加価値が生まれるのではないかと考え、そのような流通の仕組みを作ろうと計画していました。 この計画は頓挫してしまったのですが、以前はサツマイモもスーパーなどの売り場では「サツマイモ」とでしか売られていませんでしたが、最近は品種名もつくことが多くなったように感じています。
このこと自体は非常に喜ばしいことですが、一方で品種の違いをきちんと説明することまではできていません。そのため消費者が認知済みの品種は選んで購入されますが、それ以外は購入されないか、品種など無関心に選ばれるだけです。
八百屋のみなさまには、サツマイモ(の品種)と消費者の橋渡しの役割を担い、品種の特徴、品種に適した食べ方や逆にお客様のニーズにあった品種を提案いただけると嬉しいです。
橋本亜友樹氏の講演を見るにはココをクリックしてください 【2024年1月21日 第10回 八百屋塾】講演「さつまいもについて」 橋本亜友樹氏