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■2018年11月 (株)トーホク
育種研究室主任研究員・農学博士 新倉聡氏 |
(株)トーホク
育種研究室主任研究員
農学博士
新倉聡氏
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トーホクは、野菜と花の育種・生産・販売を一貫して行っており、プロの農家さん向けだけでなく、家庭菜園向けに地方品種のラインナップも充実しているのが特徴の種子のみを取り扱う種苗メーカーです。
今回、八百屋塾で「だいこん」のお話をしました。「塾」とうかがい何やらかたいイメージが先行しておりましたが、粋な江戸弁を操る方々、若く活きの良い八百屋さんたちに囲まれ、心地よい一日を過ごすことができました。品種を世に出す時はいつも「娘を嫁に出す」心境ですが、調理スタッフの方々にきれいにおいしく料理していただけて幸せでした。
2017年の国民健康・栄養調査によると、一人当たり一日の野菜摂取量は平均288gと中国や韓国の半分以下で、米国よりも少ないそうです。単に栄養補給の側面だけでなく、いかに野菜をおいしく食べられるかが消費拡大に大きな影響を及ぼすと感じています。
われわれは、「だいこん」のみならず、さまざまな野菜の育種を、「野菜本来の味が当社の自慢です」というキャッチフレーズのもと、今後も進めていきます。八百屋塾の方々に、わが娘たちを立派に嫁入りさせられるよう、引いては野菜の消費拡大のため、今後もお力添えをお願いします。
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【2018年11月11日 第8回 八百屋塾】講演「だいこん」育種とタネの生産現場から〜今だいこんに求められているもの〜 新倉聡氏
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■2018年9月 韓国料理研究家・野菜ソムリエプロ・ベジフルフラワーアーティストプロフェッサー 李美栄氏 |
韓国料理研究家
野菜ソムリエプロ
ベジフルフラワーアーティストプロフェッサー
李美栄氏
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■2018年7月 (株)サカタのタネ 野菜統括部 鈴木栄一氏 |
(株)
サカタのタネ 野菜統括部
鈴木栄一氏
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サカタのタネでは自社開発の花・野菜種子を中心に、農園芸全般にわたった商品・サービスを提供しております。私は主に野菜種子を担当しております。
今回の八百屋塾ではとうもろこしをテーマにご紹介させて頂きましたが、特に鮮度が命の商材だけに、いかに採れたてに近いおいしさを消費者へお届けするかが大きな課題となります。生産者・流通関係者の方々の努力、鮮度保持技術の進歩、ゴールドラッシュに代表される高食味品種の登場により、一昔前と比べると格段においしい青果物がお届けできるようになっています。旬のおいしさを八百屋塾のみなさまのお力で消費者の方々へ広めて頂くことで、まだまだ消費が伸ばせるものと確信しております。
当社はこれからも生産者から消費者まで幅広い方々に喜ばれる品種開発に努めて参ります。また品種に関するご意見、ご要望などアドバイスいただけますと有難く存じます。今後共、何卒宜しくお願い申し上げます。
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【2018年7月8日 第4回 八百屋塾】講演「とうもろこし」について (株)サカタのタネ
野菜統括部 鈴木栄一氏
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■2018年6月 ゼスプリインターナショナルジャパン(株)
東日本地区セールスマネージャー 足立誠氏 |
ゼスプリインターナショナルジャパン(株)
東日本地区セールスマネージャー
足立誠氏
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ゼスプリは、ニュージーランドのキウイフルーツを日本に輸入している会社です。味や品質に徹底的にこだわる独自の「ゼスプリシステム」により、栽培、収穫から輸出、さらに日本に着いてからも細かくチェックをしながら、つねに高品質のキウイフルーツをみなさまにお届けできるよう努めています。
しっかりと追熟させることにより、最近のキウイフルーツは昔と比べると確実に甘くおいしくなっています。それでも、消費者の方にキウイフルーツのイメージを聞くと「すっぱい」と答える方がまだたくさんいらっしゃいます。
また、八百屋さんなどの店頭に置いていただいているのは私どもが「追熟レベル2」と呼んでいるもので、4〜5日品質がもつかたさです。「追熟レベル3」がちょうど食べごろになります。対面でお客さまと接している八百屋さんに、「あと4〜5日おけばもっとおいしいよ!」とお声がけしていただければ、お客さまの満足度はもっと上がると思います。
私どもはテレビCMなどでのキャンペーンを通じて、完熟のキウイフルーツは本当においしい、ということを伝えたい。八百屋のみなさまも、追熟品のおいしさをお客さまに広めていただければありがたく思います。
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【2018年6月10日 第3回 八百屋塾】講演「キウイフルーツ」について ゼスプリインターナショナルジャパン(株)
東日本地区セールスマネージャー 足立誠氏
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■2018年5月 明治大学農学部
農学博士 元木悟氏 |
明治大学農学部
農学博士
元木悟氏
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私は明治大学農学部野菜園芸学研究室で、さまざまな野菜の生理・生態解明と安定生産技術・作型の開発、軽労働・省力的な野菜園芸技術体系の確立などの研究を行っています。
5月の八百屋塾のテーマ野菜が「アスパラガス」ということで、講演をさせてもらいましたが、みなさん大変熱心で感心しました。アスパラガスの特性や世界と日本での栽培状況など、私がお話したことが少しでも販売のお役に立てば嬉しいです。
今回の講演で特に八百屋のみなさんにお伝えしたかったのは、私が開発した新栽培法「採りっきり栽培」のアスパラガスについてです。アスパラガスは立茎技術など栽培がむずかしく、農家さんが参入しにくい野菜のひとつでした。それを誰にでも栽培できるようにしたのが「採りっきり栽培」です。春どりの端境期の4月に収穫のピークを迎えること、採れたてを収穫して出荷できることなども魅力だと思います。2年前に発表した栽培方法で、今年初めて本格的な収穫を迎えています。今後、日本全国に普及していきたいと考えていますので、ご協力いただければ嬉しいいです。
アスパラガスはすぐれた機能性野菜でもあります。八百屋さんには、ぜひ採れたての新鮮なアスパラガスのおいしさや機能性をお客さまに伝えていただき、消費拡大につなげていただきたいと思います。
明治大学農学部は、生命科学から農業、食料、環境まで幅広く学べるところで、八百屋塾のみなさんともさまざまな接点を持てると思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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【2018年5月13日 第2回 八百屋塾】講演「アスパラガス」について 明治大学農学部
農学博士 元木悟治氏
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■2018年4月 東京青果(株)
野菜第2事業部 副部長 グループマネージャー 長掛雄治氏 |
東京青果(株)
野菜第2事業部
副部長 グループマネージャー
長掛雄治氏
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1994年(平成6年)に東京青果(株)に入社し、トマトを中心にさまざまな野菜を担当しています。
数年前に2年ほど、八百屋塾で勉強品目の紹介を担当していました。八百屋のみなさんといっしょに食べくらべをしたり、私自身も勉強させていただきました。
私どもは青果の卸売として、表に出る仕事ではなく、主役は生産者さんと八百屋さんのような販売される方々です。双方の間に立って、「この商品はいい」とか「これはもっとこうしたほうがいい」など、コミュニケーションをとりながら、ひとつの商品として形にしていく。それが基本だと肝に銘じています。
実際に、八百屋さんからの貴重なご意見をもとに生まれた商品があります。たとえば、佐賀県川副のトマト「グラン光樹」。とてもおいしいのですが、暑い時期は特に店持ちが悪いのが課題でした。でも、「このトマトはおいしいから」と買い支えてくれた八百屋さんがいらっしゃって、産地にその声をフィードバックして、形になったのがこのトマトです。
今、トマトはさまざまな種類が出回っており、覚えるのも大変なくらいですが、トマトの顔をよく見て、トマトと会話していただければ、次第においしいものがわかってくると思います。
メーカーも生産者さんも、みなさんのご要望に沿えるよう日々努力をされています。私どもとしても、かたいものがいいとか、特別おいしいものがほしいといった八百屋さんからのご要望があればつなげていきますので、春以降需要が伸びるこれからの時期、ぜひがんばってトマトを売ってください。
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【2018年4月8日 第1回 八百屋塾】講演「トマト」 東京青果(株)
野菜第2事業部 副部長 グループマネージャー 長掛雄治氏
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■2018年2月 とぴあ浜松農業協同組合営農販売部 特販課 東京駐在所 久留島
達磨氏 |
とぴあ浜松農業協同組合営農販売部
特販課 東京駐在所
久留島達磨氏
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私はとぴあ浜松の駐在として東京にいますが、日本の消費地のスピードの速さに圧倒される日々を過ごしております。
今回の八百屋塾では、「芽キャベツ」、「プチヴェール」、「サラダオニオン」、「スティックセニョール」、「サラダ菜」、「サラダセロリ」、「みる芽にんにく」と7品目のご紹介をさせていただきました。
お客さまと対面商売、また、納めを行っていらっしゃるみなさまから貴重なご意見をうかがうことができました。私ども産地の人間にとっては、まさに「宝の山」です。このたびいただいた情報は産地で共有いたします。
さて、今回、春の野菜を中心にご紹介をさせていただきましたが、とぴあ浜松は、約200品目ほどの多種多様な青果物を、生産者のみなさまからご出荷いただいております。近年、生産面積の減少・衰退が問題になっていますが、私たちは、「生産維持・振興」を目標に産地一丸となって取り組み、生産者の方々1人1人に合わせた生産規模の維持・拡大のために力を尽くしてまいります。
また機会がありましたら、消費者の方と最も近い距離でビジネスをされている八百屋塾のみなさまのご意見やご要望などうかがわせていただきたく、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
久留島達磨氏の講演を見るにはココをクリックしてください
【2018年2月18日 第11回 八百屋塾】講演「プチヴェール・芽キャベツなど」について とぴあ浜松農業協同組合営農販売部
特販課 東京駐在所 久留島達磨誠氏
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■2018年1月 茨城県農産物販売推進東京本部
次長 方波見(かたばみ)誠氏 |
茨城県農産物販売推進東京本部
次長
方波見(かたばみ)誠氏
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日頃、茨城県産農産物を取り扱いいただき、まことにありがとうございます。おかげさまで茨城県産農産物は東京都中央卸売市場における青果物取扱高(金額)の第1位を14年間キープしております。
私が2年前に大田市場内に赴任してから、多くの卸・仲卸さんといろいろな交流がありましたが、実際に消費者と対面で農産物を販売する八百屋さんとの直接の交流は非常に少なく、今回の機会は、大変貴重な時間となりました。
私は農業の専門職として県に入り、これまでずっと農業関連の仕事をしております。今回の「みつば」、「水菜」はともに地元の特産物であり、生産者の想いをのせてお話させていただきました。みなさまはどのように感じられたか興味深く、ご感想を聞かせていただききたいところです。
さて、今回の講演で、強く感じたのは「農家の生産物に対する思い」を消費者に直接伝えてもらえるのは、みなさま方だと。そして、茨城県産農産物をもっともっと知ってもらうには「八百屋塾」のような取り組みをもっと支援していく必要があるとの思いです。
「メロン」、「ピーマン」、「ハクサイ」など茨城県が誇れる作目は、ほかにも多数あります。このような機会が今後もございましたら、大田市場には、茨城農産物のPRを担っている私ども茨城県農産物販売推進東京本部がございますので、ぜひ、野菜王国「茨城県」にお気軽にお声掛けください。
方波見(かたばみ)誠氏の講演を見るにはココをクリックしてください
【2018年1月14日 第10回 八百屋塾】講演「みつば、水菜」について 茨城県農産物販売推進東京本部
次長 方波見(かたばみ)誠氏
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