■「新鮮第一!」の柿沼道之助さん

 「うちは第一に新鮮。<新鮮市場かきぬま>ですからね」と語るのは、(有)柿沼商店社長、柿沼道之助さん。

 品川から川崎へ向かう京浜急行の梅屋敷駅。その駅前商店街の中で、ひときわお客さんをひきつけている八百屋さんです。

 「新鮮さがいのちですから、今日買ったものは今日売り切るようにしてます。午後5時になったら、残ったもの何でも山盛りにして、一山200円でさばくんです」と柿沼さん。


 レジは店の一番奥にあり、店内が一望できる平台に野菜や果物を並べて、平場陳列完全セルフ化。商品の配置についても工夫があるといいます。

 「いちばん隅の行きづらいところへ特売コーナーをもっていきますと、みなさん、そこまでいらっしゃる。だから、店の隅ずみまでご覧いただけるわけです」。

 平成14年に店を建て替え、売り場を一新しました。そのときから、「お客さんが店に入ったら、ぐるっと一周していただきやすいようにしています」。


 柿沼商店の手づくり総菜も人気です。すべて自家製。総菜コーナーには、お客のニーズに合わせた豊富なメニューがずらりと並びます。


 パソコンを利用したネット販売にも力を入れている柿沼商店。伝統ある町に伝統と革新が一体になり、新しい時代に向かって斬新な商法を展開しています。

 商店街の沈滞化でお客さんの数も減っている中、お店に人を呼ぶために、これからは野菜だけでなく、日用品などにも手を伸ばしていきたいと考えているそうです。

▲柿沼道之助さん
▲レジは店の一番奥にある
▲総菜はすべて自家製
▲ネット販売にも力を入れている
 

【(有)柿沼商店PHOTO】

▲<新鮮市場かきぬま>外観
▲午後5時以降は大特価!
特売コーナーは店の隅に
▲店内はぐるっと一周しやすいつくりに
▲手作り総菜が並ぶ売り場
▲野菜の説明をする柿沼社長
 
【(有)柿沼商店の情報】
住所:
〒143-0015 大田区大森西6-12-18
アクセス:
京急線梅屋敷駅下車 徒歩1分
Tel:
03-3761-6894
営業時間:
8:00〜20:00
定休日:
日曜、祭日
ホームページ:
http://www.interq.or.jp/tokyo/kakinuma/