「八百屋は、身体にいいものを売ってます。美味しくて、さらに身体にいいんです」と、丸シフルーツの店長宍戸三郎さん。
新宿から甲州街道に沿うように走る京王線の下高井戸駅。駅前から広がる商店街でパッと目につくのが「丸シフルーツ」の看板です。
店頭には、かご盛り、袋詰め、パックと大量に陳列し、季節の果物類がこの店の特徴を出しています。
丸シフルーツのお店は、前面と奥に入り口があり、通り抜けられます。商店街のメイン道路に面した前面から店内を通り抜けると、裏側は商店街のサブ道路のようであり、お客さまをどちらからでも呼び込めるレイアウト。
レジを正面入り口と裏口の2カ所に置き、商品にはバーコードをつけて、完全セルフ化を実施しています。
「八百屋っていうのは、美味しくて身体にいいものを売るんですから、売っていることだけでもお客さんのお役に立っているんだ、っていう誇りと自信をもてますね」と、店長の宍戸三郎さん。
「人に喜ばれれば、自分の励みにもなるし、新しいアイディアも生まれます。そして、お客さんから預かった利益を次に来てくれるお客さんのために、投資できるような商売をする。そういう姿勢でいけば、八百屋さんはまだまだ生き残れます。商店街に八百屋、魚屋、肉屋がなくなっちゃいけないと思いますよ」。
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