本日は、「出張八百屋塾in山ノ内町」ということで、長野県下高井郡山ノ内町での開催となりました。風光明媚な山ノ内町で八百屋塾を開催することができたのは、関係者のみなさんのご努力の賜と大変感謝しております。
山ノ内町と、私の住んでいる東京都足立区は友好提携都市です。そうした関係で、今から3年ほど前、山ノ内町から足立区の経済課に、生産物であるりんごを販売できないか、とのお話がありました。そこで、私を含め、千住地域の業者さんが何名か手を挙げて、山ノ内町のりんごを売り始めました。
今日、りんごの圃場を見学させていただく藤浦さんと私は、郷里がどちらも栃木県だったというご縁もあって非常に懇意にしていただき、うちの店では、現在も山ノ内町のりんごを販売しています。
昨年の暮れには、山ノ内町からりんご生産者の方が10名ほど店に来てくださいまして、店頭でりんごの試食販売を行いました。2日間で40ケース売ることができ、その後、お客さんから、「この間のおいしいりんごはある?」という声もずいぶんいただきました。箱で買って親戚に贈る、というお客さんも何人かいらっしゃいました。そのとき、おいしさというのは後になってもお客さんの味覚に残るものだ、と感じました。
昔、「スターキング」というりんごが一世を風靡したことがあります。中でも、平穏と夜間瀬の「スターキング」は日本一で、高嶺の花でした。この山ノ内町は、標高が高く、昼夜の寒暖差も大きくて、しまったりんごができます。りんごの生産に非常に適している場所です。
今年は雨が多くて高温だったので、各産地の「つがる」がみんなやわらかいのですが、ここの「つがる」は実が固いんです。今日、藤浦さんの圃場に行って食べてみればわかりますが、新鮮だからというだけではなく、りんご自体のしまりが圧倒的に違います。お客さんも、「つがる」はやわらかいと思っていますが、こういうりんごを売れば、もっともっと売れると思いますので、今日はみなさん、ぜひしっかりと勉強してください。
|