■2011年9月18日〜19日 出張八百屋塾in山ノ内町
 2011年9月18日(日)〜19日(祝)、「出張八百屋塾in山ノ内町」を開催。2010年12月、八百屋塾にりんごの商品紹介に来てくださった長野県は山ノ内町の生産者のみなさんのご尽力により実現した企画です。18日は早朝、秋葉原に集合。バスで自然豊かな山ノ内町に向かいました。
秋葉原からバスで長野県へ
山ノ内町の風景
 
■2011年9月18日〜19日 出張八百屋塾in山ノ内町 〜 司会進行 杉本晃章

 本日は、「出張八百屋塾in山ノ内町」ということで、長野県下高井郡山ノ内町での開催となりました。風光明媚な山ノ内町で八百屋塾を開催することができたのは、関係者のみなさんのご努力の賜と大変感謝しております。

 山ノ内町と、私の住んでいる東京都足立区は友好提携都市です。そうした関係で、今から3年ほど前、山ノ内町から足立区の経済課に、生産物であるりんごを販売できないか、とのお話がありました。そこで、私を含め、千住地域の業者さんが何名か手を挙げて、山ノ内町のりんごを売り始めました。

 今日、りんごの圃場を見学させていただく藤浦さんと私は、郷里がどちらも栃木県だったというご縁もあって非常に懇意にしていただき、うちの店では、現在も山ノ内町のりんごを販売しています。

 昨年の暮れには、山ノ内町からりんご生産者の方が10名ほど店に来てくださいまして、店頭でりんごの試食販売を行いました。2日間で40ケース売ることができ、その後、お客さんから、「この間のおいしいりんごはある?」という声もずいぶんいただきました。箱で買って親戚に贈る、というお客さんも何人かいらっしゃいました。そのとき、おいしさというのは後になってもお客さんの味覚に残るものだ、と感じました。

 昔、「スターキング」というりんごが一世を風靡したことがあります。中でも、平穏と夜間瀬の「スターキング」は日本一で、高嶺の花でした。この山ノ内町は、標高が高く、昼夜の寒暖差も大きくて、しまったりんごができます。りんごの生産に非常に適している場所です。

 今年は雨が多くて高温だったので、各産地の「つがる」がみんなやわらかいのですが、ここの「つがる」は実が固いんです。今日、藤浦さんの圃場に行って食べてみればわかりますが、新鮮だからというだけではなく、りんご自体のしまりが圧倒的に違います。お客さんも、「つがる」はやわらかいと思っていますが、こういうりんごを売れば、もっともっと売れると思いますので、今日はみなさん、ぜひしっかりと勉強してください。

 
■2011年9月18日〜19日 出張八百屋塾in山ノ内町 〜 実行委員長挨拶 関澤健

 本日は、山ノ内町のみなさんにお招きいただき、誠にありがとうございます。

 われわれ八百屋塾の受講生には、八百屋をはじめ、一般の小売り店、ジャーナリスト、栄養士なども含まれております。ここに参加している八百屋はよく勉強しているので、普通の八百屋さんよりレベルが高いです。今回、ここでもまた何かを得ることができれば、と思って来ていますので、よろしくお願いします。

 山ノ内町というと、非常に職人気質な生産物を作る産地だ、という印象があります。ひとつひとつのりんごに対する思いも強く、味はもちろん、すべてに対してすごくこだわっている産地だと私は認識しています。

 今回の出張八百屋塾を機会に、山ノ内町の生産物を取り寄せてみたい、と考えて参加した八百屋さんも多いと思いますので、本日は、どうぞよろしくお願いいたします。