■2011年9月18日〜19日 出張八百屋塾in山ノ内町 〜 果樹説明 りんご生産者 関一夫氏

 山ノ内町の認定農業者連絡協議会副会長をしております。

 私は今年56歳になります。高校を卒業してから約20年、サラリーマンをしていましたが、百姓をやっていた親父が足をケガして農業ができなくなってしまい、急遽私が継ぐことになりました。今年で20年くらいになりますが、まだまだ素人です。本日は、どうぞよろしくお願いします。

 私のところでは、 りんごや桃などを栽培していますが、両親と妻と私の4人でほとんどの作業をしています。

関一夫氏

 りんごの中の3〜4割の面積を占めているのが、「つがる」という品種です。詳しくはお配りした資料に書いてありますので、後ほどご覧ください。

 山ノ内町は、通常ですと、ゴールデンウィーク前に花が咲くのですが、去年、今年とゴールデンウィーク明けに花が咲いており、作業的にはやや遅れている状態です。

 りんごは、虫や病気に弱く、自然災害や環境などに左右される作物なので、月に2度くらい消毒を行っています。もちろん国の基準に沿って農薬を散布しており、残留農薬はありません。無農薬で栽培できれば一番いいのでしょうが、そのあたりはご理解いただければありがたく思います。

試食したりんご

 除草剤は使わずに、機械や手で雑草を刈っています。

 肥料も使っていません。りんごの木は、冬に剪定作業といって枝を落とします。この枝の落とし方で、木の強さが変わってきます。肥料によるのではなく、剪定で木を強くします。「つがる」には多少肥料を入れることもありますが、「ふじ」に関しては、この6年くらい、一切与えていません。それでも、りんごが小さくなることはなく、40玉、36玉のりんごが収穫できています。

 
 

【八百屋塾2011 出張八百屋塾in山ノ内町】
はじめに町長ご挨拶JA志賀高原常務理事ご挨拶講演「管内の果樹農業について」
りんご生産者よりぶどう生産者より共撰所りんご園ぶどう園畜産謝辞