Q:山菜の先行きはどうなんでしょうか?
A:山菜全般として、コロナ禍は業務の自粛傾向もありましたが、去年ぐらいから非常に引き合いが強く、コロナ前ぐらいの水準になっています。この先、数量の増加は見込めず、数量減、引き合いは増えていくという状況が考えられます。今、出ている山菜は、去年の夏から秋口にかけて、露地で、山菜の元となる木などを栽培して栄養を蓄え、寒さにあてて休眠させ、温度をかけて出てきたものを収穫したものです。去年の夏と秋は、東北含め各産地、高温傾向で、12月より前から予想されていましたが、今年の出来が悪い。出荷が始まってから、どの山菜も数量が出ていません。この後、3〜4月も、露地山菜の数がしっかりと出てくることは見込めない状況です。今日のように、みなさんが山菜の勉強をしてくださったり、一般の量販店、レストラン関係で、春のメニューとして山菜を使っていただいたりしますので、供給の方が追いつかず、高い販売展開になるだろうと見込まれています。
|