■2015年12月13日 第9回 かぶ・いちご 〜 食べくらべ
◇トマトの食べくらべ
  • 1年間通してのトマトの食べくらべ。この日は、佐賀の「感激73」と、熊本の「アニモ」を食べくらべた。
◇かぶの食べくらべなど
  • かぶは3種、柏の「小かぶ」、JAかとりの「東庄小かぷ」、埼玉・原井ファミリーの「小雪丸」を縦切りと横切りで食べくらべた。

  • 料理は、「あやめ雪」と青トマトのピクルス、いろいろなかぶを使ったサラダ、かぶの漬物、小かぶと葉の煮もの、日野菜の炒めもの、三河島菜の炒めものなどを試食。

  • いちご各種、山ノ内町のりんご3種(未熟、適熟、過熟)も試食した。
 
あやめ雪と
青トマトのピクルス
いろいろかぶの
サラダ
かぶの漬けもの
食べくらべ
小かぶと葉の
煮もの
日野菜の炒めもの
三河島菜の炒めもの
いちごの試食
(紅ほっぺ)
いちごの試食
(あまおう)
いちごの試食
(高野さんのとちおとめ)
いちごの試食
(スカイベリー)
いちごの試食
(とちおとめ)
いちごの試食
(きらぴ香)
◇調理について
[大石みどり氏より]
  • 聖護院だいこんとかぶの煮物は、下ゆではしていません。そのまま煮汁に入れて煮ました。関東の聖護院はやや繊維が粗いと思います。関西のものは繊維が細かいので、すり下ろして「かぶら蒸し」にするのが冬のご馳走です。

  • サラダは薄切りにしたかぶに塩をして、しんなりしたらしぼり、オリーブオイルと簡単酢のドレッシングをかけ、ハム、きゅうり、かぶの葉をあわせました。

  • かぶの葉は下ゆでをして、ごま油で炒め、油揚げを加えてだしで煮ました。
大石みどり氏
◇食べくらべ、八百屋塾の感想など
  • トマトはどちらも同じ味にしか感じられなくて、あまりおいしくなかったです。熊本のほうがゼリーに酸味があったかもしれません。

  • 熊本のトマトのほうが新鮮さがあるような気がしました。採れた時期が違うのでしょうか?

  • 熊本のトマトのほうがフルーティーでフレッシュ感があったと思います。佐賀はもたつき感があったような気がします。味は似たような感じでした。

  • トマトは、皮はどちらも気になりませんでしたが、熊本のほうが身がやわらかかった。味は薄くてあまりおいしくなかった。もっとおいしいトマトが食べたいです。

  • かぶの食べくらべは、もっと大きめに切って食べれば違いがわかるかもしれませんが、薄すぎてコメントしにくいです。

  • かぶ3種を食べくらべて、柏は辛みがあり、「小雪丸」は甘さなどのバランスが一番いいと思いました。

  • かぶは横切りのほうがみずみずしく、縦切りはかたさが感じられて、それもまたいい食感だったので、それぞれいいところがあると思います。

  • 「小雪丸」は甘くておいしかった。あとの2つのかぶは違いがわかりにくかったです。

  • 煮ものはかぶがやわらかすぎて、本来の味がわかりませんでした。だいこんのほうが繊維が残っていて、本来の味がわかると思います。

  • かぶの煮ものはやわらかすぎて、だいこんのほうが好みでした。

  • もともとあまりかぶが好きではなく、とろっとした食感になるのが苦手なのですが、料理によってはおいしく食べられました。ただ、煮ものは、だいこんのほうがおいしいと思いました。

  • うちの店でどうにか赤かぶを売ろうと思い、切って袋に入れて塩を加え、えぐみがあるので、水分が出たらいったん洗って袋に戻し、酢、砂糖、水少々を入れて揉む、という簡単な漬けものの作り方をポップでを紹介したところ、若い方も喜んでくれています。試食を出すとけっこう買ってくれるので、ぜひやってみてください。

  • いちごは、バランスがいいのは「とちおとめ」。「紅ほっぺ」が一番甘さを感じました。「あまおう」はあまり食感がよくなかった。「スカイベリー」はおいしかったです。

  • いちごは、「とちおとめ」が一番おいしかった。

  • いちごもそれぞれ味が違うのがよくわかりました。個人的には、「とちおとめ」が好きでした。
 

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