■2015年4月12日 第1回 開講式 〜 食べくらべ
◇トマトの食べくらべなど
  • トマトは、愛知県ひまわり農協の「桃太郎」、愛知県伊良湖半島の「ファースト」、佐賀県川副の「光樹」をブラインドで食べくらべた。ミディトマト3種、フルーツトマト6種も食べくらべた。

  • その他、トマトごはん、調理用トマトのオリーブオイル炒め、中晩柑などを試食した。
ブラインドでの食べくらべ
ミディトマトの食べくらべ
フルーツトマトの食べくらべ-1
フルーツトマトの食べくらべ-2
調理用トマトの食べくらべ
雪下にんじんのジュース
トマトごはん(炊く前)
トマトごはん(炊き上がり)
トマトごはん(でき上がり)
甘夏
アンコールオレンジ
カラみかん
はっさく
   
◇調理について
  • トマトごはんは、食べたあとのトマトの酸味やうまみを感じていただきたかったので、あえて薄味にしました。

  • 30年前、先生に教えてもらったトマトごはんのレシピは、玉ねぎを炒めて、トマトは皮とタネを除き、ツナを入れて炊く、というものでした。間違いなくおいしいのですが、けっこう手間がかかります。そこで、トマト1個を炊飯器に入れて炊くだけ、というレシピを試してみたところ、充分おいしかったので、今日はそのレシピで作りました。昔のトマトは皮がかたく、タネは酸っぱくてゴロゴロしていて、うまみも少なかったのですが、今のトマトはそのまま入れて炊くだけでおいしいトマトごはんができます。30年前と今のトマトは違う、と感じました。それにあわせて、レシピも変えていかなければいけない、ということです。
古川恭子氏
  • トマトごはんは、オムライスにしてもいいし、カレーライスのごはんにも使えます。チーズをかけたり、オリーブオイル少々をふれば、お肉の付け合わせにもおすすめです。

  • 調理用トマトはオリーブオイルで炒めて、塩、こしょうで味つけをしただけです。生ではおいしくない調理用トマトが、加熱するとどうなるのか、味を確かめてください。
◇食べくらべ、試食の感想
  • どのトマトも、まだ熟成度が足りない気がしました。食感や香りが一番よかったのは、伊良湖の「ファースト」で、「光樹」は味が薄く感じました。

  • ブラインドで食べくらべたトマトは、緑のシールの付いたものがおいしかった。尖っているから「ファースト」ではないか、という意見になりました。個人的には、ピンクのシールのトマトは、あまりおいしくなかったです。

  • 黄色のシールの付いた「光樹」は、ジューシーでおいしかった。「ファースト」は子どもの頃に食べた懐かしいトマトの味でした。

  • ブラインドでの食べくらべの答えは、ピンクのシールが「桃太郎」、緑が「ファースト」、黄色が「光樹」でした。

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