■2015年8月9日 第5回 江戸東京野菜産地視察研修 〜 矢ヶ崎農園

 小平市の岸野農園から、西東京市にある矢ヶ崎さんの農場へ移動。矢ヶ崎さんは、約20品目もの江戸東京野菜を栽培しています。
矢ヶ崎農園 矢ヶ崎宏行氏-1
矢ヶ崎農園 矢ヶ崎宏行氏-2
大竹道茂氏
【大竹氏・矢ヶ崎氏のお話より】
  • 矢ヶ崎農園のメインは「ルッコラ」の栽培。江戸東京野菜は、「伝統小松菜」、「しんとり菜」、「寺島なす」、「内藤南瓜」、「内藤唐辛子」、「鳴子うり」、「谷中しょうが」、「亀戸大根」など、約20品目を栽培している。

  • 「ルッコラ」、「伝統小松菜」、「しんとり菜」、「あやめ雪」、「金町こかぶ」は、3日に1回タネを蒔いて、常にきらさないようにしている。

  • 江戸東京野菜の「しんとり菜」は巻かない白菜で、大きくすると芯に腐れが出てくる。夏場は葉が焼けるので作りにくい。

  • ハウスでは、12〜5月くらいまで「スナップえんどう」を栽培。現在は土壌消毒中。

  • 「谷中しょうが」は梅雨時期が旬で、出始めが一番おいしい。その後は筋っぽくなる。タネが高いので、買うのではなく自分で増やしている。

  • 大きいハウスでは秋口に「亀戸大根」を栽培。「亀戸大根」は6日に1回タネを蒔く。

  • 「寺島なす」は大きくもなるが、ぼけやすい。漬物には「寺島なす」は使えないので「千両」も作っている。

  • 見た目が美しい「白なす」も栽培。ただ、皮はかたくて食べられないので、料理する際には皮をむかなければ使えない。