ネギは、日本で古来から食べられていた大変重要な野菜のひとつです。においが強いので、好き嫌いのある野菜でもあります。冬が旬ですが、現在は、栽培技術の発展や消費者の好みによって、一年中出回っています。
全国各地にいろいろなネギがありますが、大きく分けると3つの種類に分かれます。まず1つめは、「加賀太ネギ群」。2つめは、近年、関東でも消費が拡大してきている青ネギの「九条ネギ群」。それから、関東ではなじみ深い「千住ネギ群」があります。
はすのブランド品として有名なのは、山口県の「岩国レンコン」、石川県金沢の「加賀レンコン」、なにわ野菜の「河内レンコン」。大阪エリアは、近年、都市化ではすの生産量が落ちていますが…。これがブランド品としてマスコミ等で取り上げられているレンコンです。
ブランドレンコン以外にも、各地にいろいろな名前のはすがありますが、「金澄」と名前がつく号数は、私どもの調べによると80以上あります。畑1枚違うと品種も違う、といわれるぐらいレンコンは微妙な植物です。
東京にはなかなか入って来ませんが、中京地域には、岩国系の品種の選抜で「ロータス」という名前のものがあります。昔、伊勢湾台風のあった川筋の湿地帯で作っています。
岩国レンコンで有名な山口県は、加賀レンコンの原種である「支那白花(しなしらばな)」が多い。明治初期に、日本に来た品種です。
関東では馴染みがありませんが、佐賀には「泥ばす」があります。洗ってしまうと鮮度が落ちるので、遠隔地へ配送するために、泥をつけたまま出荷されます。また、泥がついたままなので、それぞれの畑にある微量な栄養素がそのまま食卓へ持っていける。今の生活環境では、泥ばすは、洗うと泥が詰まってしまうなどといわれると思いますが、おいしく食べるための工夫のひとつ、鮮度保持をするための形態のひとつだと思ってください。洗い方とか、洗った後に残った水は水まきに使うとか、そうした説明をして、泥ばすの認識を高めていただければ…、と思います。品種としては、「佐賀びゃくだん」が使われています。
今年のみかんは、あまりできがよくないそうです。特に島嶼部がよくない。尾道から今治まで、いろいろな島がありますが、場所によっては、前年比30%ぐらいしかないところもあるそうです。愛媛県全体では70%ぐらいだということです。ただ、このところ売れ口があまりよくないので、相場はそれほど上がっていません。去年の平均単価が、今頃、キロ120~130円ぐらいだったのが、今年は200円。5割高まではいきません。
南柑になってからはいくらかよくなりましたが、今年は、早生の持ちが悪かった。宅急便で送るときなどは、全部あけてみて、1個1個見てから送ったほうがいい。
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