■2010年5月16日 第2回 〜 勉強品目「トマト」 東京青果(株) 個性園芸事業部 審議役 澤田勇治氏
◇勉強品目「トマト」
  • トマトは、市場の中でも取り扱いが大きい品目。東京中央という9市場での過去5年間の取り扱いは、最大で93,000t。去年がいちばん少なくて、83,000t。コンスタントに、8〜9万t強のトマトが一年中出回っています。

  • キロ単価は、いちばん高いときで320円(去年度)。いちばん安いときで270円。先ほどのトン数に単価をかければ、年間のトマトの取扱金額がおのずと出てきます。
東京青果(株) 個性園芸事業部 審議役
澤田勇治氏
  • 昔は大玉トマト一辺倒だったのですが、食生活や嗜好の多様化により、現在は、大きく分けても、普通の丸トマト、フルーツトマト、かたちによって、ミニ、ミディ、マイクロ…など、さまざま。

  • 大玉トマトを除いた、ミディ、ミニ、その他トマトが、全体のトマトの約15〜20%を占めている。

  • 日本では、基本的にはピンク系トマトが主体ですが、赤系トマトも出始めている。さらに、オレンジ系、レモン系、黒(紫)系、真っ白いものなども出ています。

  • 形状では、「房なり」といって、トマトが連なったかたちのものが出回ってきています。

  • 八百屋も消費者も、トマトはそれぞれ何に使うのか、用途を考えながら選定するとよいのでは…。調理用トマトを生で食べてもおいしくないのは当たり前です。どう使うのか、常に意識してください。

  • トマトは花の部分に甘みが多いため、ハンバーガーに使うときのように横にスライスすると、当たり外れがある。メロンと一緒で、縦に切ることをおすすめします。

とちぎのトマト
宇都宮のトマト
光樹トマト
火の国もっこす
龍ヶ崎トマト
感激トマト
ソプラノトマト
栃木トマト
うまかんべー
アメーラ
レトロトマト
カクテルトマト
フルティカ
イタリアン
ロケット
アイボリーエッグ
キャロットトマト
グリーンゼブラ
シシリアンルージュ
ショコラ
スイートチェルシー
ビームスイエローピア
ビッグゼブラ
ブラック
マイクロトマト
レモンボーイ
太陽のしずく
虹トマト
白雪姫
ブラックチェリー
ホワイトガーランド
柿沼農園の桃太郎
パープルトマチロ
パイナップルトマチロ
 
■2010年5月16日 第2回 〜 勉強品目「メロン」 橋本幾男氏
◇勉強品目「メロン」
  • 今日のメロンは、アンデスメロン、オトメ、アムス、肥後グリーン、タカミ、プリンスメロン、キンショーメロン。今年は天気が悪いので、小玉が多い。

  • アムスメロンは、最近減ってきてしまったが、肉質がよく、非常においしい。花落ちが残っていると、そこから傷みやすいので気をつけて。

  • アンデス、オトメは、かたいように見えても、食べるとちょうどいい。お客さんに売るときは、「早めに食べてくださいよ」、ということ。

  • 肥後グリーンは、色回りが早く、非常においしいメロン。

  • 宮崎の「レノン」という赤肉も、おいしいメロン。
橋本幾男氏
  • タカミは、熊本のものが出始めたが、今年は天候のせいか、大玉が少ない。アンデスなど、その他のメロンも細かいのが多い。「今年はお天気が悪かったから、ちょっと細かいですよ」と言って、お客さんに説明して売るとよい。

  • 今年のメロンの値段は、結構高め。
アンデスメロン
アムスメロン
オトメメロン
クインシーメロン
肥後グリーン
プリンスメロン
タカミメロン
キンショーメロン
 
 

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