昭和30年以降の高度経済成長時代、食の多様化が進み、いろいろなものを世界中から集めて食べてみたい、という流れの一環として、中国野菜が発展してきました。それ以前にも、中華料理で使う業務用の食材は多種多様なものがあったわけですが、その中で、日本人の嗜好に合うものが選別され、中国野菜というジャンルの原型を作ってきました。
さらに、その後、いろいろな掛け合わせから生まれた「新野菜」や、海外の新しい野菜も入ってきて、それらもあわせて、「中国野菜」と呼ばれています。
中国野菜は、刻んで炒めれば食べられるという大きな特色があり、短時間で簡便に食べられるため、今の食生活に合っています。これも、中国野菜が定着した大きな要因ではないか、と考えています。
最後に、枝豆をご紹介します。京都産の「紫ずきん」で、丹波の黒豆の枝豆です。非常に香りが強いのが特徴です。
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