■2011年3月13日 第12回 修了式 〜 実行委員長挨拶 安蒜俊男

 みなさん、おはようございます。本日は、平成22年度の八百屋塾の修了式です。

 修了証書は、毎年、8回以上ご出席の方に限定してお渡ししています。8回以上という規程は、真面目に聞いて、8回以上で始めてやっと基本的なことが分かる、ということで、この数字を出したわけです。

 この1年間、さまざまなことを学んできて、今日、修了証書をお渡ししますが、これで終了ではありません。これがスタートラインです。

実行委員長 安蒜俊男
 来年また、同じ品種、品目、作型などを学んでいただき、昨年とどう違うのか、来年はどうなるのか…。新しい品種も出てきます。そういうことを考えるスタートラインだと思って、今日の修了式を迎えてください。

 いろいろとお世話になりました東京青果(株)の澤田さんも、ご勇退されます。東京青果(株)を退職され、また違う方向でご活躍されると思います。のちほど、お礼を申し上げたいと思います。

 では、平成22年度の八百屋塾修了式を開催します。

 
■2011年3月13日 第12回 修了式 〜 理事長挨拶 井口幸吉

 みなさん、おはようございます。今日は、平成22年度の八百屋塾の修了式に、朝早くからお集まりいただき、本当にありがとうございます。

 今日は、31名の方に修了証書を授与する、と聞いています。この1年間、一生懸命勉強され、さまざまな知識を持ち帰り、それを生かした商売をしていただけるものと思っています。

 今、私どもの業界も大変厳しい状況の中でございます。市場外流通や産地直送等が多くなり、地方は、道の駅等の台頭で大打撃を受けています。

理事長 井口幸吉

 市場からものを買って商いをするのが、われわれのまっとうな商売ですから、私どもは市場外流通といったことはできません。市場を通したものは安全、安心であるということをみなさん自覚して、胸を張って商売をしていただきたいと思います。東京都もこの面については腰を上げまして、市場を通したものは安全、安心であるということをアピールすべく、今、さまざまな対策を考えています。私ども、個人店舗としても、安全、安心を、お客さまに大いに宣伝して、日々の対面販売に生かしていこうではありませんか。

 この八百屋塾で勉強されたことひとつひとつを商売に生かして、販売につなげていただきたいと思います。本部といたしましても、この八百屋塾がますます盛んになり、多くのみなさまに来ていただければありがたいと存じます。みなさまには、ぜひ、ひとりでも多くのお友達を誘って、受講していただきたいと望みます。

 今後とも大いに勉強し、また、人間はまず健康でなければなりませんから、くれぐれも健康には十分注意され、商売に励んでいただきますようお祈りし、ご挨拶に代えさせていただきます。

 
[感謝状の贈呈]

 7年間に渡り、商品説明等にご尽力いただいた、東京青果(株)の澤田勇治氏に、井口幸吉理事長より、感謝状が贈呈されました。

澤田勇治氏へ、感謝状の贈呈


澤田勇治氏
 
[澤田さんのお話]

 感謝状をいただき、ありがとうございました。これも、みなさんの援助の賜物と思っております。

 八百屋さんを取り巻く環境というのは、大変厳しいものがあります。そんな中で、私どもの大先輩であります江澤正平のもと、八百屋さんも勉強しよう、という形でこの八百屋塾がスタートしたわけです。足かけ7年間お手伝いができたことは、私個人としても、大変感謝しております。

 みなさんの日々の販売努力の基礎として、八百屋塾で勉強をしていただきました。まだまだ学んでいただきたい部分もありますし、来期もぜひ参加していただければありがたく思います。

 情報を持っているお店にはお客さんが集まります。食べ方、料理の仕方、これからこういう新しいものが出てきますよ、といった情報等が、お店の大事な商売の手段ですので、大いに活用してください。簡単ではございますが、以上でご挨拶に代えさせていただきます。本当にありがとうございました。

 

【八百屋塾2010 第12回(修了式)】 実行委員長挨拶理事長挨拶講演「野菜・果物の機能性」感想などスタッフよりベジタブル・パーティー