■2019年3月10日

第12回 修了式

八百屋塾2018の第12回目は、平成30年度の修了式でした。

八百屋塾2018 皆勤賞のみなさん
 
■プログラム

<修了式:式次第>

  1. 実行委員長挨拶
  2. 東京商組 近藤理事長挨拶
  3. 修了証書授与:カテゴリー(1) 7回中4回以上出席者(2月時点で)
  4. 基調講演:「野菜がつくる豊かで明るい未来」講師:WaRa倶楽無 船越康弘氏
  5. 質疑・座談会

<塾生交流の集い>

  1. ケーキ作り
    ※一昨年の修了式の際に好評だった、生クリーム泡立てからのケーキデコレーションを行いました。
  2. 茶話会
 
■八百屋塾実行委員長 西沢 好晴

 本日は八百屋塾の修了式です。1年間ここで勉強したことを人のためにアウトプットしていただきたいと思います。

 基調講演は、岡山で「百姓屋敷わら」という民宿をしている船越康弘さん。20年ほど前、私は船越さんの話を聞いて、「八百屋でよかった」と感じました。ぜひみなさんにも話を聞いてもらいたいと思い、お願いしました。

八百屋塾実行委員長 西沢 好晴
■東京都青果物商業協同組合 理事長 近藤栄一郎

 今年度最後の八百屋塾に大勢のみなさまにご参加いただき、ありがとうございます。1年間調理をしてくれたスタッフ、実行委員、ご参加くださったみなさまに感謝申し上げます。

 来年度からは新たな元号のもと八百屋塾が開催されます。本部青年会は一昨年40周年を迎えました。「やっちゃば秋葉原 学べるマルシェ」を開催するなど、外部に対して新しい八百屋像を示すというアピールができたと思います。

東京都青果物商業協同組合 理事長 近藤栄一郎
 今日は本部青年会の歴代会長もお越しくださいました。10周年は記念祝賀会、20周年で八百屋塾発足、30周年は杉本さんを中心に八百屋塾の充実を図り、40周年は「やっちゃば秋葉原 学べるマルシェ」を開催、と節目のときにいろいろな事業を行ってきました。

 青年会のポリシーに、商売や地域社会での活動を通した、次代を担う人材育成があります。いろいろな方のご意見を伺いながら、知識を吸収して引き出しを増やし、後世に役に立ってください。いろいろな引出しを作るために勉強が必要です。

 われわれを取り巻く環境は非常に厳しくなり、市場法改正、HACCP導入、消費税変更など、大きな変革の時期にあります。量販店を筆頭に、コンビニやドラッグストアでも生鮮品を販売しています。地方には道の駅があり、インターネットでの食品販売は3兆7000億円にものぼるそうです。競争相手が多様化し、見えないところにも商売敵がいます。

 消費形態も変わりました。インバウンド、爆買いが話題でしたが、今はモノ消費からコト消費に移っています。旅行も、行くだけではなく、ふだんできないような体験をすることが求められます。さらにこれから重要なのはトキ(時間)消費、といわれています。今もスマホで写真を撮ってSNSにアップするなど、時間の共有を楽しむ傾向がありますが、さらに進化するのではないでしょうか。モノだけでは売れない時代に、情報を持ち合わせながらモノを売る時代になっています。今後もそのために勉強が必要です。

 後継者不足で青年会の運営も大変ですが、みなさまからのご意見もいただき、組合をよくしていきたいと思っています。今後は、新しい発想で事業展開されると思いますので、引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

2019年度 第1回八百屋塾 開講式
2019年4月21日(日)

講演:「抽苔なんてこわくない? 匠直伝
売れる八百屋の基礎知識SP」
講師:杉本青果代表 八百屋の匠 杉本晃章氏


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【八百屋塾2018 第12回】 挨拶修了式講演「野菜がつくる豊かで明るい未来」茶話会