■2018年6月10日

第3回 出張八百屋塾@国立市場
国産キウイフルーツ発祥の地「くにたち」で学ぶ

八百屋塾2018の第3回目は、「出張八百屋塾@国立市場」。キウイフルーツについての勉強をメインに、下記のプログラムで行われました。

  1. 開塾挨拶:多摩支所 青年会 会長 日原和重さん
  2. 挨拶:東京多摩青果(株) 執行役員 箕輪昌賢さん
  3. 挨拶:東京都青果物商業協同組合理事長 近藤栄一郎
  4. 挨拶:八百屋塾実行委員長 西沢好晴
  5. 講演と試食:「キウイフルーツ」について ゼスプリインターナショナルジャパン(株) 東日本地区セールスマネージャー 足立誠さん
  6. 国立市場の見学
  7. 昼食
  8. 閉塾挨拶:東京都青果物商業協同組合 多摩支所 支所長 舘川浩司さん
講演会場
キウイフルーツの試食
 
■多摩支所 青年会 会長 日原和重氏

 おはようございます。本日は、朝早くからお集まりいただき、ありがとうございます。この会場をご提供くださった東京多摩青果(株)さんにも深く御礼申し上げます。

 今日はキウイフルーツの講習と試食、市場の見学を予定しています。市場の大きさやシステムなど、のちほどぜひご覧ください。

 昼にはお弁当もお出ししますので、おいしく召し上がっていただければ幸いです。

多摩支所 青年会 会長 日原和重氏
 
■東京多摩青果(株) 執行役員 箕輪昌賢氏

 おはようございます。今日は台風予報の中、大勢のみなさまにお集まりいただき、まことにありがとうございます。

 東京都内には中央卸売市場が9社あり、多摩地区には5社あります。弊社はその中で地方卸売市場として全国では取扱高4位、三多摩地区420万人の方に野菜や果物などを供給しています。

 昨今は消費者の方は健康志向が強く、いろいろな情報や食べ方を伝えられるのは八百屋さんの強みだと思います。規格品だけでない、いろいろなものを工夫して売っていただけるのではないでしょうか。しっかり後継者を育て、これからも力を発揮してください。

 今日はキウイフルーツの勉強が主ですが、その他の野菜・果物の担当者もいますので、今日の勉強を通して、さらに八百屋さんの力の拡大を図っていただきたいと思います。

東京多摩青果(株) 執行役員 箕輪昌賢氏
 
■東京都青果物商業協同組合 理事長 近藤栄一郎

 本日の出張八百屋塾に大勢のみなさまにお集まりいただき、ありがとうございます。

 東京多摩青果(株)のみなさまには、日曜にもかかわらず、会場設定、商品調達など、多大なるご協力をいただき、御礼申し上げます。ゼスプリインターナショナルジャパン(株)のみなさまにも商品調達などいろいろな角度からご協力いただき、改めて感謝申し上げます。

 八百屋塾はふだん、秋葉原の会場で行っていますが、今日はこのような広々とした会場で、窓の外の景色もよく、新たな気持ちで勉強できるのではないかと思います。

東京都青果物商業協同組合 理事長 近藤栄一郎
 昨日は夏のような陽気で、カットスイカなどが売れたのではないでしょうか。今日は一転して非常に涼しくて、日々売れるものが変わってきます。本日のテーマであるキウイフルーツは、あまり温度には左右されない商材ではないでしょうか。

 キウイフルーツは食べごろの判断が難しいので、いかに追熟させて、おいしいキウイフルーツをお客さまに提供するかがわれわれの課題でしょう。その意味でも今回の勉強は非常にタイムリーであり、今後ますます健康志向が高まると考えられる中、消費が活発になりそうなキウイフルーツについての勉強にぜひ真剣に取り組んでいただきたいと思います。

 今、われわれ小売商が抱える3つの課題として、市場法の改正、HACCP(ハサップ)の導入、消費税10%へのアップと軽減税率の導入ということをいつもお話しています。今週末、われわれの組織の全国大会がありますが、そうした課題を克服しながらみなさまとともに歩んでいきたい、と考えています。
 
■八百屋塾実行委員長 西沢好晴

 本日は、このような素晴らしい会場で出張八百屋塾が開催できることをたいへん嬉しく思います。東京多摩青果(株)のみなさんをはじめ、多摩支所のみなさん、青年会のみなさん、ゼスプリさん、ドールさん、本当にありがとうございます。足を運んでいただいた塾生のみなさんにも御礼申し上げます。

 多摩支所の青年会は非常に活発に活動をされています。どうしてそんなに元気なのかと、支所長さんにうかがったところ、みんなが挨拶をするようになったら、いろいろな話をするようになって、活動も活発になった、と聞きました。

八百屋塾実行委員長 西沢好晴
 心を込めて「おはようございます」「こんにちは」と挨拶することはとても大事です。挨拶を交わせば、心が近づいて、それが商売にもつながります。たとえ相手が挨拶を返してくれなくても、「まだなんだな」と思って、もう一回挨拶をする。そうすれば、やがて気持ちが通じて、いずれは返ってきます。相手に感謝をして挨拶し、返すことが自分を磨いてくれます。挨拶ができたら会話ができます。そうして、だんだん縁が濃くなっていきます。

 多摩支所のみなさんが挨拶をするようになった、という話はとても素敵だな、と思いました。みなさんも初めて会った人にでも挨拶ができるように、自分が言われたら挨拶を返せるような心を持っていただきたい、と思います。

 私たちは、月に1回「八百屋塾」を開催し、後継者の育成、野菜・果物の勉強などに努めています。今日、出張八百屋塾に参加して八百屋塾自体の存在を初めて知ったという方は、ぜひ通常の八百屋塾にもご参加ください。

  今日は1日、どうぞよろしくお願いいたします。
 

2018年度 第4回八百屋塾
2018
7月8日(日)


講演:「とうもろこし」
について
講師:
(株)サカタのタネ 野菜統括 鈴木栄一氏


勉強品目:とうもろこし、すもも


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