●JAなめがた概要
1. 管内の概要
当地域は県の南東部に位置し、霞ヶ浦・北浦に挟まれた半島状の地形で、両湖岸および南端の水郷地帯は平坦な水田地帯が拓け、中央部は火山培土からなる平地と起伏に富んだ傾斜畑地帯に大別され、全国的にも数少ない立地条件をなしている。年間平均気温は14℃と比較的温暖な気候に恵まれ、耕地面積は9,210haで内水田率57%であるが、農業粗生産額を見ると野菜部門が52%と、野菜園芸を中心とした農業地帯である。
水田地帯では、セリ・蓮根等の露地野菜とイチゴ・胡瓜等の施設園芸が行われ、畑作地帯では、甘藷・ごぼう・馬鈴薯・人参の土地利用型大規模経営、みず菜・ちんげん菜・エシャレット・ミツバ・春菊・ほうれん草・近年ブームのパクチーなど軽量野菜の集約・周年出荷型経営、大葉専作経営、トマト・きゅうり等により年間60数品目の野菜を生産している。
当地域は、首都圏消費地に70kmの地の利を活かし、生鮮食料品の多品目供給基地としての役割を果たす園芸産地である。
農業者の所得増大に向けた販売力強化と生産力強化・コスト低減および農家経営管理支援を図って持続可能な農業の実現を目指す。
平成29年1月末
組合員数 11,245人(正組合員9,151人、准組合員2,094人)
正職員数 129人、准職員、パート52人 計181人
(営農経済76人、金融共済81人、総務企画24人)
平成29年1月30日 第46回日本農業賞大賞受賞「甘藷部会連絡会」
平成29年10月18日 第56回農林水産祭天皇杯受賞「甘藷部会連絡会」
2. 産地づくり
【安全、安心な農作物づくり】
◎消費者、実需者との信頼関係構築
・生産履歴記帳運動
・GAP(農業生産工程管理)グローバルGAPへの取組 輸出
・IPM(耕種、生物、化学、物理的総合防除)
【なめがたブランド化戦略】
◎栽培方法、販売方法を明確にした生産者グループ化
・おいしさのこだわり
・新出荷規格の提案
・実需者、バイヤーへの商品プレゼン活動
【用途別販売強化】
◎消費動向と流通の変化を敏感に捉え、迅速、柔軟な対応
・実需者、消費者ニーズ対応
・加工、業務用に向けた契約取引拡大 各品目における付加価値販売
3. 生産部会組織
部会 37組織・品目部会連絡会 10組織・生産部会連絡協議会
青果物生産者 1,180人(平均年齢60歳)
4. 青果物販売状況(平成28年度末 生産者振込み金額)
販売金額 10,283百万円 取り扱い数量 34,876トン
◎1千万以上 40品目 (内 1億以上 16品目)
|