■2018年3月11日 第12回 修了式 〜 塾生座談会 |
塾生のみなさんから、1年間の感想をうかがいました。 |
[朝比奈郁生さん] |
静岡から来ています。八百屋塾に通い出して2年になります。いろいろなものを食べくらべているので、お店に食べに行ったときも、まずはサラダにドレッシングをかけない状態で食べてみるとか、おそばもめんつゆをつけずに一口とか、そういう食べ方をするようになりました。においにも敏感になった気がします。これからもベロメーターを鍛えていきたいと思います。
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[阿部啓介さん] |
新潟、十日町から参加しています。八百屋塾に来るといろいろと刺激をもらえるのでありがたいです。
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[市川純子さん] |
八百屋塾に通い続けているということは、商売ができているということで、仕事ができる喜びを感じています。若い人たちが料理から離れているといわれますが、クックパッドとかクラシルとかを見ていると、料理をしたい人もいるのではないでしょうか。そうした方のお役に立てるように日々進歩して、それができる立場にいることを楽しみたいと思います。
店名:三金
住所:東京都目黒区原町1-16-14
TEL:03-3713-7690
定休日:日曜・祝日
HP:http://www.sankin55.com/
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[伊藤和宏さん] |
何年たっても、いまだにわからないことがたくさんあって、勉強になります。今日は、大石先生のお話で、キャベツのせん切りの仕方に驚きました。八百屋塾ではいろいろな人と話しができるのも刺激になっています。
店名:伊藤商店
住所:東京都葛飾区亀有3-31-8
TEL:03-3602-1480
定休日:日曜
営業時間:10時〜19時半
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[内田昌一さん] |
八百屋塾に通って3年目が終了しました。来るたびに新しい発見があり、プラスになっています。それをお客さまにフィードバックできる八百屋になりたいです。11月のマルシェでは、野菜のディスプレイを担当して、みなさんに褒めていただいたのがうれしかったです。ディスプレイは店でもやっていますので、よかったら何でも聞いてください。
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[大河原誠さん] |
昨年から参加しています。専門家の方にいろいろ教えてもらえて、糧になっています。11月のマルシェでは、諸先輩方にご指導いただき、親密になれたのがうれしかったです。さまざまな情報交換もできるようになりました。次回からもみなさんと積極的にコミュニケーションをとっていきたいと思います。
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[大熊秀一さん] |
今年度から参加しています。練馬で両親と八百屋をしているのですが、今までは何も知らないで八百屋をしていたことを気づかされました。1年間ここで勉強して、ようやく少し八百屋らしくなれた気がしています。また来年も勉強します。
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[北村竜一さん] |
同じ新潟の阿部さんの紹介で、十日町から参加しています。毎回新しいことや忘れていた知識を思い出すことができて、ありがたいです。来年度も交通費が続く限り参加します(笑)。
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[塩田勝良さん] |
調理の先生方には大変お世話になり、ありがとうございました。八百屋塾に来るたびに、まだまだ知識が足りない、と痛感しています。また、知識だけでなく、アウトプットする手段も大切なことを学びました。
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[鈴木滉太さん] |
去年の夏から参加しています。スーパーの青果部門で働いているのですが、もともと野菜に興味があったので、ここで勉強することがとても楽しいです。それが結果的に仕事につながっています。
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[松岡大樹さん] |
本業は葛西の仲買です。5〜6年前、知り合いの八百屋さんが体調を崩して入院し、商売ができなくなったので、手伝っています。お客さまは高齢の方ばかりですが、まめに店に足を運んでくださるので、少しでもお役に立てたら、と思っています。八百屋塾には、安蒜さんの紹介で参加しました。お客さまのためにも、しっかりと野菜・果物の勉強をするつもりです。
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[SONKOさん] |
35年くらいエステティシャンをしています。私は、食事や運動によってアレルギーなどを治した経験があり、6年前に三金さんのご紹介で八百屋塾に参加するようになりました。それまでの数年間は動物性のものは一切食べなかったのですが、野菜に深くかかわるようになってから動物性のものも食べるようになり、今はバランスのよい食事になっていると思います。エステディシャンとして、エステやマッサージだけではダメ、食事も大切、と言い続けています。八百屋塾で勉強できることがすごく役に立っています。これからも広い角度から物事を見られるように、勉強していきたいと思います。
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[高橋航さん] |
1年間ありがとうございました。八百屋になって5年ほどになりますが、最近、市場に行くと、何かが変わってきているな、と感じます。うまく表現できませんが、今までとは違う大きな流れが来ている。そのなかでも、楽しんで仕事をしたいと思っています。塩田さんや森さんに、「こんな楽しい仕事はないよ」とよく言われます。そういう素敵な先輩方と話ができるのもありがたいことだと感じています。
店名:果菜里屋
住所:東京都足立区栗原2-19-7
TEL:03-3858-5855
定休日:日曜・祝日・休市日
HP:http://kanariya-seika.com/
ブログ:http://vege.way-nifty.com/gama_yossie/
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[高橋佑太さん] |
城南の高橋です。毎回いろいろな話が聞けて、勉強になります。私は新しいことに興味があって、既存の八百屋の形態を大事にしながらも何かできるのではないかと、八百屋の可能性を探っていきたいと思っています。
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[田中党子さん] |
八百屋塾に通い続けて4〜5年になると思います。文章を書いたりする仕事をしていますが、自分が知らない販売の現場のお話なども聞けて、面白いです。来期はスタッフとして参加することになるかもしれません。今後ともよろしくお願いします。
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[月田瑞志さん] |
荻窪の八百屋で働いて5年目で、八百屋塾にも5年通っています。最初、八百屋塾に参加したときに、先輩方から「10年通え」と言われ、今、ようやくその半分になりました。2年後くらいに独立したいと考えていますが、野菜と果物は勉強すればするほど奥が深くて、自分に目利きができるのか、いいものを仕入れられるのか、不安に思うこともあります。来期の八百屋塾で、目利きを鍛えるヒントになるような回があったらぜひ参加したいです。
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[豊野美紀さん] |
北千住の杉本青果で働いています。以前、実家の八百屋で働いていたときは、特別野菜の知識がなく、母に頼りきってやっていました。杉本青果では、お客さまは「売り手だったら何でも知っているだろう」と、いろいろ質問されます。杉本さんはメディアでも有名なので、特に聞きたがるお客さまが多いのでしょう。自分なりに調べたりもして、調理法や保存法をご説明し「あれっ? なんか、ピンと来ていないな」と感じることもあります。逆に、スナップえんどうの筋の取り方とか、「知らなかったわ、すごい!」と言っていただくこともあって、これからも八百屋ならではの知恵をお伝えしたい、と思います。自分の店だけで商売をしていると固定観念を持ってしまうこともあるので、ほかのお店に行ってみると広い視野が身につき、いい経験になるのではないでしょうか。今日、大石先生にいただいた調理の資料は、ありがたいです。虎の巻にします。
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[中嶋陽一さん] |
相模原で八百屋をしています。スタッフのみなさん、いつもありがとうございます。八百屋塾に来て一番よかったのは、食べる機会が多かったことです。「この産地のものはおいしい」と実感できて、本当に食べることは大切だと感じました。店でもスタッフと試食する機会が増え、おいしいものを売るとお客さまが喜んでくださるので、これからもがんばります。個人的には、結婚し子供が生まれて、自分で料理をしなくなりました。今年は料理をするのが課題のひとつです。八百屋塾でも自分たちで調理する機会があるとうれしいです。
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[領家彰子さん] |
私は「野菜の学校」や「伝統野菜プロジェクト」のメンバーで、八百屋塾には高橋芳江さんにご紹介いただいて参加するようになりました。「野菜の学校」では主要14品目についてすべて勉強して、もっと野菜を広く知ろうということで、伝統野菜の勉強もしているのですが、頭でっかちになりがちで、八百屋塾でみなさんの野菜へのこだわりなどを見ていると、また違った発見があって面白いです。また来年も参加しますので、よろしくお願いします。
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[野田孝次郎さん] |
葛西の野田です。今日の山本先生のがんのお話は、すごく参考になりました。ふだんはアルコールばかりで、コーヒーを全然飲まないのですが、これから飲みたいと思います。大石先生のお話、キャベツの切り方も勉強になりました。今後とも八百屋塾からは抜けられないので(笑)、よろしくお願いします。
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[藤岡輝好さん] |
横浜で納め専門の八百屋をしています。今年度の八百屋塾ですごくためになったのは、東一さんのお話です。毎回違う方が来てくださって、商品の説明だけではなく、産地の状況、各種背景、現状、今後の見通しなど、いろいろなお話が聞けてありがたかったです。私は30年以上八百屋をしていますが、本当に楽しい商売だと思っています。このところの相場の変動などで大変なこともありますが、初めての経験ができていると思って、楽しみつつなんとかがんばります。きちんと正しい情報を持って、それを若い人たちに伝えていくことを心掛けたいと思います。
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[本田明子さん] |
料理や食全般にかかわる仕事をしています。私は子供のころから「肉のことは肉屋、野菜のことは八百屋に聞け」と母に言われて育ちました。よく行く八百屋さんで質問しまくっていたら面倒だと思われたのか、八百屋塾というのがあるから行ってみたら、と教えてもらい、参加するようになりました。2年目になりますが、まだ知らないことばかりです。私のように八百屋さんではない受講生にとって、商売につながるテーマでは面白くないのでは、とお気遣いいただいているようですが、むしろ大歓迎です。担当している料理番組で使う素材は、あらかじめ八百屋さんに伝えてたくさん仕入れてもらい、簡単なレシピをコピーしてお客さまに配っていただいています。私は絶対に八百屋さんがなくなってはいけないと思っていますし、商売にプラスになるようなテーマも、ぜひ取り上げてください。
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[本多仁美さん] |
『栄養と料理』編集部から参加しています。近々、野菜の特集をすることになりました。少しでも野菜のことが知りたくて勉強しているのですが、なぜ食べなければいけないのか、1日の摂取量は350グラムとされ、関心がある人は多いのに足りていないのはなぜか、もしみんなが1日350グラム食べるようになったら野菜の供給は足りるのかなど、次々と疑問がわいてきます。今回、八百屋塾でみなさんが真剣に勉強する姿を見て感動しました。私も、いい記事になるようがんばります。
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[三上敏之さん] |
果菜里屋の高橋さんのご紹介で八百屋塾に参加して、1年半ほどになります。当初は本当に知らないことばかりでしたが、「とにかく、何もわからなくても欠席せず参加しよう」と決めました。今期、皆勤だったことは自分をほめてあげたいと思います。今は週2回、販売をしたり、新しいシステムを作りたいという思いから農家さんのところに通ったりしています。多角的な面からいろいろなことに挑戦したいと考えており、来年度も参加して知識をつけたいと思います。
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[石井玲子さん] |
管理栄養士をしています。11月のマルシェ以降、みなさんとお話しする機会が増えました。自分の引き出しが増えて、プラスになっています。栄養士をしていると、トマトはリコピンという成分が…とか、1食のごはんは何キロカロリーとか、理論的なことに偏る傾向があるのですが、最近はもっと人の心に寄り添った栄養士が求められていると思います。4年ほど前、すごく仕事が忙しくて1日2食、従業員食堂で炭水化物と揚げ物に偏った食生活を続けたところ、8キロも太ってしまいました。俊敏な動きができなくなって、管理栄養士なのに恥ずかしくなりました。今は休日に常備菜を作ったり、野菜の下ごしらえをしておいたりして、私自身と主人の食事管理をして、元に戻りました。時間のあるときにゆでておくだけでも野菜をとるきっかけにはなる、と思います。来期から八百屋塾で調理を担当する予定です。未熟者ですが、よろしくお願いします。
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