■2017年12月10日 第9回 さといも・みかん 〜 商品説明 清水のみかん「朝福ちゃん」
[JAしみず理事 望月稔之氏より]
  • 「朝福ちゃん」は育種家の朝倉福次郎さんが作った新品種のみかんです。朝倉さんは50〜60年もの経験がある農家で、「農業はベンチャー企業だ」という信念をもち、高い志で、育種、生産、販売をしている方です。

  • 「青島」と「マーコット」を交配した品種で、扁平でツヤがよく、12月1日には店に並びます。「青島」が出るまでの間にお歳暮として使いやすいと思います。

  • 朝倉さんは、ハウスみかんから始まり、完熟の早生のあとに、じょうのうがかたいみかんではなく、口の中でとけるようなみかんを、マーケットインを前提に開発しました。

  • 「青島」の仲間ですが、食味よく、同じ糖度でも「朝福ちゃん」にはうまみがあります。温州みかんとして求められているサイズ、MSで供給したいと考えています。

  • まだ量は少ないのですが、三ケ日の「青島」と共存しつつ、安全、安心、安定供給を目指しています。みなさんのご感想を聞き、宣伝して、清水に「朝福みかん」あり、と言われるようになりたいと思っています 。

  • 貯蔵性がいいので、来年の2月頃にまた八百屋塾にお邪魔できれば、と思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
「朝福ちゃん」
(静岡・JAしみず)

JAしみず理事 望月稔之氏
 
[もばた農園 杉山琢哉氏より]
  • 6年前に「朝福ちゃん」を作り始め、今年で3作目、安定的に生産できています。

  • 糖度は私の作ったもので13度くらい、朝倉さんは15〜16度いく、と言っていました。完熟早生と遜色ないか、上を行くと思います。

  • 保存性がよく、年末まで持ちます。

  • 特徴としては、「青島」に近く見た目がきれいです。扁平で玉揃いもいい。ヘタが黄色いのが完熟の印なので、それを意識して収穫しています。

もばた農園 杉山琢哉氏
  • 豊産性で、維持すれば大きくならず、摘果すると大きくなりすぎるかもしれません。

  • 昨年の9月は曇りがちで、花つきがよくなかったため、今年は少ないですが、今年は夏と秋の気候がよかったので来年はいいと思います。