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■2017年5月21日 第2回 メロン・えんどう豆 〜 勉強品目「メロン」について 橋本幾男氏
今日は、アールスメロン3種類を持って来ました。ひとつは静岡のクラウン組合。さまざまな等級がある中でも「富士」といわれる最上級品です。ふたつめも静岡、磐田中央会。もうひとつは千葉、温室組合連合会のものです。
静岡はいわずと知れた高級温室メロンの産地で、昔の「ダイヤ」と呼ばれたメロンの生産者、西原さんのものは毎年高く売れています。うちの店では、「西原さんのメロンしか食べない」というお客さまがいるくらいです。
橋本幾男氏
千葉県は静岡県に次ぐ高級温室メロンの産地です。かつては、大きいメロンを作るのが得意な伊藤さんという生産者がいて、それがとてもよかったのですが、千葉ではメロン栽培を辞めてしまう人も多くなっているようです。
大田市場には、メロン専門の店があります。そこに行くと、「このメロンがいい」とか教えてくれるので、仲卸に聞くのが一番いいと思います。産地にも行っているし、専門店だけによく勉強しています。
「アンデス」は茨城、JA旭。名前は「安心です」に由来しています。「アンデス」は発酵しやすいのが欠点で、八百屋がいくら「すぐに食べてくださいね」と言って売っても、お客さまが自分でさわってまだかたいと食べ頃ではないと思い込んで、食べません。
「オトメ」は茨城、JA水戸。早出しの中では大玉傾向で、皮が薄く、果肉に厚みがあってジューシーです。糖度は15度前後で安定しています。
「タカミ」は熊本、JAサンキュー。果汁が多く糖度も高いメロンです。果肉がややかためで日持ちがいいのが特徴ですが、今年の「タカミ」はややかたすぎるかもしれません。
「クインシー」は熊本、JA八代。赤肉のネットメロンで、「クイーン」と「ヘルシー」を合わせて「クインシー」と名づけられました。
「レノン」は茨城、JA旭OTM出荷組合。比較的新しい品種の赤肉ネットメロンです。
「ホームラン」、「プリンス」、「キンショー」は茨城、JA北つくば。「プリンス」、「キンショー」は、これから、千葉県産のものも出てきます。
間引きの「小メロン」は静岡。サラダや漬物にして食べられます。
うちの店で扱っているのは、「アールス」、「肥後グリーン」、「タカミ」あたりです。「アールス」はケースに入れて販売しています。まとめて買ったときは、冷蔵ケースの下の段で保存するといいと思います。
「アムス」を売るときは、頭からではなくお尻から傷むことが多いので注意してください。
メロンは食べ頃の判断が重要です。買って来てすぐには無理なので、3〜4日おいてから売るとか、すぐに売らなければいけないときは、しっかりお客さまに説明したほうがいいでしょう。
◇「メロン」の写真
アールス3種
アールス 富士印
(静岡)
アールス
(静岡・磐田)
アールス
(千葉)
アンデス
(茨城)
オトメ
(茨城)
クインシー
(熊本)
レノン
(茨城)
ホームラン
(茨城)
プリンス
(茨城)
キンショー
(茨城)
小メロン
(愛知)
ハニデュー
(メキシコ)
チャモ
(韓国)
■2017年5月21日 第2回 メロン・えんどう豆 〜 勉強品目「えんどう豆」について (株)果菜里屋 高橋芳江氏
江戸東京野菜の普及活動をしている福島さんという方の畑に行ったら、「川口えんどう」や「ツタンカーメン」、白花と赤花のさやえんどうなど、さまざまな豆が植えられていて、いくつかいただいてきたので、今日は、「えんどう豆」について少しご説明したいと思います。
えんどうの若菜を「豆苗」といいます。もとは大きく成長したえんどうの若い葉とツルを摘んだもので、中国料理で高級食材として使われていました。今は、もっぱら、えんどう豆のスプラウトが「豆苗」として売られています。
(株)果菜里屋 高橋芳江氏
実を食べるえんどうの代表格が「グリンピース」です。旬の頃は生の「グリンピース」を豆ごはんなどにするとおいしいのですが、最近は、缶詰や冷凍が多く使われます。
和歌山特産の「うすいえんどう」も実を食べるえんどうです。もとは大阪、羽曳野市碓井で作られたため「うすいえんどう」の名前があります。色は薄いのですが、豆の味が濃くておいしい、と私は思います。
赤い「ツタンカーメン」も実えんどうです。一説によると、エジプトのツタンカーメン王の墓にタネがあった、といわれています。お米といっしょに炊くと、赤飯のような色になります。今日お持ちしたものはまだ若いので、さやも食べてみようと思いますが、普通は豆を食べるもので、市場にはほとんど出回りません。
実とさやの両方を食べるタイプのえんどうが「きぬさや」です。風に吹かれると衣(絹)ずれのような音がするので、こう呼ばれています。「きぬさや」には白花と赤花があり、市場に出回っているのは白花がほとんどだと思いますが、赤花と混ざっていることもあるようです。今日は、福島さんの畑から、白花と赤花をもらってきたので、のちほど食べくらべてみてください。
江戸東京野菜のひとつ、「川口えんどう」も実とさや両方を食べます。川口といっても埼玉ではなく、八王子の川口地区で、昭和30年頃、たくさん採れていたそうです。今は、福島さんが他の農家さんとともにがんばって作っています。「川口えんどう」は、「きぬさや」より豆のふくらみが大きくて、ツヤがあると思います。
「スナップえんどう」はアメリカから導入されたえんどうで、さやに厚みがあり甘みが強いのが特徴です。
「砂糖えんどう」は、甘みがあるえんどうで、早いうちはやわらかいのですが、時間が経つとちょっとボソボソしてしまいます。
「マーメラス」は、静岡県の豆作り名人、古橋さんが自家採取で長年自分で育てている「いんげんえんどう」で、甘くてとても食べやすく、おすすめです。大田市場に入ってきます。
乾燥の「赤えんどう豆」は、さやはかたくて食べられません。みつ豆、豆かんなどに使われます。
◇「えんどう豆」の写真
グリンピース
(鹿児島)
うすいえんどう
(京都)
ツタンカーメン
(埼玉)
川口えんどう
(埼玉)
白花えんどう
(埼玉)
赤花えんどう
(埼玉)
スナップえんどう
(山形・福島)
砂糖えんどう
(静岡)
マーメラス
(静岡)
縞いんげん
(静岡)
黄いんげん
(福岡)
川手千石豆
(岐阜)
クレイジーピー
(村上農園)
【八百屋塾2017 第2回】
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