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■2010年2月21日 第11回 〜 食べくらべ
◇葉物などの食べくらべ
ほうれん草は、山形の柴田さんの育てた「赤根ほうれん草」と、天童の「赤根ほうれん草」、「ちぢみほうれん草」、清瀬の「ハウスほうれん草」、群馬の「露地ほうれん草」の5種類を食べくらべ。いずれも、茹でて、だしつゆをかけたもの。
小松菜は、茨城の「ちぢみ小松菜」、埼玉の「ハウス小松菜」、「露地小松菜」、「江戸の小町」の4種類を食べくらべた。
菜の花は、京都の「ハナナ」をゆでたものと辛子和えで。徳島産の「菜の花」と、「かき菜」もゆでたものを食べくらべた。
その他の野菜については、「つぼみ菜」を生のままとスープ煮で試食。「たらの芽」の天ぷら、「花わさび」のゆでたものも試食した。中晩柑もさまざまな種類を食べくらべた。
葉物各種
[葉物などの感想]
こんなにたくさんの種類のほうれん草と小松菜を食べくらべたのは初めてだったので、勉強になりました。 「赤根ほうれん草」の根の部分の甘さには大変驚きました。これから、下のほうしか食べたくなくなってしまう気がします。小松菜もほうれん草も、「ちぢみ」のほうが、全体的に葉がやわらかく、自分としては好きだった。ハウスと露地の区別はよく分かりませんでした。
「赤根ほうれん草」は、他のほうれん草と比べようがないくらい、おいしかった。「ちぢみ小松菜」は、タアサイそっくり。「江戸の小町」は、小松菜らしい味がした。
ほうれん草をこんなに食べくらべたのは初めてだったのですが、それぞれ、はっきりと味の差があり、勉強になりました。小松菜を食べる頃には結構お腹がいっぱいだったのですが、「ちぢみ」がいちばんおいしいと思いました。露地小松菜はチンゲンサイっぽい感じがしました。
ほうれん草は、「赤根」がいちばんおいしかった。ハウスと露地では、私は、露地のほうがおいしかったと思います。京都の菜の花は味がしっかりしていておいしかった。
ほうれん草自体は好きなのですが、芯の部分はいかにもほうれん草っぽいにおいがするので、これまで苦手で切ってしまっていました。でも、今日の「赤根」を食べたら、甘くて、香りがよくて、すごくおいしかったです。柴田さんのと天童の「赤根ほうれん草」でも、ずいぶん違いがあるのが分かった。これから、「赤根」を広めていきたいと思いました。
京都と徳島の菜の花は、おそらく、同じ花かざり系統の品種だと思うのですが、これだけ味が違うのは、作り方なのか、それとも品種の違いなのか、興味があります。「紅菜苔」は、クウシンサイっぽくて、結構おいしかった。
徳島の菜の花は、思ったよりおいしく食べられました。「紅菜苔」はシャキシャキしていて結構おいしかった。「つぼみ菜」のスープ煮もおいしかった。
菜っ葉類は、50℃のお湯に30秒くぐらせるか、35℃のお湯に30分つけておくと、イキイキとしてもちがよくなる。
ちぢみ小松菜/茹で
ハウス小松菜/茹で
露地小松菜/茹で
小松菜「江戸の小町」/茹で
赤根ほうれん草A/茹で
赤根ほうれん草B/茹で
ちぢみほうれん草/茹で
ハウスほうれん草/茹で
露地ほうれん草/茹で
京菜花/茹で
京菜花/辛子和え
徳島産菜花/茹で
かき菜/茹で
つぼみ菜/スープ煮
たらの芽/天ぷら
花わさび/茹で
◇その他
杉本晃章さんから、2010年3月1日(月)に、竹書房より、著書『あなたは本当に美味しい野菜を食べていますか? 』が出版される、とのお知らせがありました。
同じく杉本晃章さんから、「第9回 北足立八百屋塾」のご案内がありました。2010年2月28日(日)、親子50組を対象に、北足立市場で開催とのこと。詳細はコチラ→
http://www.adachi-asahi.jp/?p=8580
3月の八百屋塾は、2010年3月14日(日)。講演と修了式を予定しています。
【八百屋塾2009 第11回】
実行委員長挨拶
|講演「
葉物(小松菜など)
」「
サラダ小松菜
」|勉強品目「
葉物
」「
中晩柑
」|
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