■2009年7月26日 第4回 〜 商品情報「山形産小なす3種」

 山形県東京事務所の今田(こんた)と申します。よろしくお願いします。

 今日は、山形県の伝統野菜「小なす」を3種類ご用意させていただきました。伝統野菜とは、昔からその土地に根ざし、タネをとりながら、続けられている作物のことです。

 先月の八百屋塾のテーマが「なす」でしたので、遅くなりましたが、山形はおくゆかしい土地柄なので、晩生(おくて)が得意、ということで…。

山形県東京事務所の今田新さん

 まず、ひとつめは、「窪田なす」。米沢を中心とした、置賜地方で栽培されている小なすです。小なすというのは、だいたい、20〜30グラムをいうのだそうですが、「窪田なす」もそれぐらいで、塩漬けにされるケースが多い、ということです。

 もうひとつは、「薄皮丸なす」という小なすです。「窪田なす」と同じような地域で栽培されています。名前の通り、皮が薄く、水分が多いのが特徴で、塩漬けにする際、数時間あれば漬かるので、よく使われています。

 前のふたつよりも一段と小さいのが、庄内地方に伝わる「民田(みんでん)なす」。それぞれの地域で、それぞれがタネをとって伝えてきた、というなすです。当然、塩漬けにもしますが、辛子漬けが有名です。辛子漬けは、まず、2年間塩で漬けられて、その後、辛子でまぶされるという、大変、時間のかかるものです。

 今日は、この「民田なす」を、朝、塩漬けにしていただいたようですので、後ほどご試食いただきたいと思います。

 今回は、山形の伝統野菜から、「小なす」をご紹介させていただきました。お手元の資料には、小なすがどのように使われているのか…ということで、レシピが数点載っています。このような調理法があるということを参考にしていただければと思います。

 来月は晩生のえだまめ、だだ茶等を考えておりますので、また、よろしくお願いします。

山形産小なす3種
 
■2009年7月26日 第4回 〜 商品情報「もっちりこんにゃく」

 船橋の畑中と申します。

 昨年度までの八百屋塾にいっしょに来ていた、八百虎フーズさんが、自分のお店でこんにゃくを作って売り始めたので、今日は、八百虎フーズさんの代わりに宣伝にまいりました。

 うちの店でも扱っており、けっこう評判がいいんです。今日は、ちょっとお持ちした量が少ないので、試食はしていただけないのですが。

畑中美代子さん

 食感がすごくいいので、ぜひ、みなさんのところにもおいてみてはいかがですか。八百屋さんでこんにゃくをおいてる店というのは、けっこう多いと思いますので…。

 ご近所のこんにゃく屋さんがやめてしまって、そのこんにゃくの機械を買って始められた、ということらしいんです。

 もちもちしていて、新食感。本当においしいので、ぜひ、お問い合わせください(八百虎フーズ TEL:047-430-1574)。よろしくお願いします。

八百屋虎フーズの「もっちりこんにゃく」
 

【八百屋塾2009 第4回】 実行委員長挨拶講演「かぼちゃ」|勉強品目「かぼちゃ」「えだまめ」「モモ、スモモ」|商品情報食べくらべ