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■2025年1月19日 第10回 小松菜 〜 食べくらべ
◇小松菜、いちごの食べくらべ
[タナカトウコ氏より]
小松菜の食べくらべは、お配りした試食リストにある通り、1番 茨城県のPGA.B、2番 群馬県の太田市藪塚、3番 埼玉県の緑友会、4番 東京都の江戸川組合、5番 埼玉県のマル長出荷組合です。
軸と葉、どちらもご用意しました。根がついてるものは根もお配りしましたが、ご参考なので、食べなくてもけっこうです。
いちごは、「とちおとめ」と「やよいひめ」の2種類。あと、別皿で「やよいひめ」の特Aもご用意しました。
タナカトウコ氏
小松菜の食べくらべ
いちごの食べくらべ-1
いちごの
食べくらべ-2
◇食べくらべアンケート結果
[タナカトウコ氏より]
小松菜の挙手の数は次のとおりでした(複数回答)。
1. 茨城県のPGA 11
2. 群馬県の太田市藪塚 11
3. 埼玉県の緑友会 16
4. 東京都の江戸川組合 6
5. 埼玉県のマル長出荷組合 10
いちごの挙手の数は次のとおりでした(複数回答)。
1. 1. 「とちおとめ」 17
2. 「やよいひめ」 6
3. 別皿の「やよいひめ」特A 17
◇レシピの説明
[石井玲子氏より]
水菜とほうれん草を使ったレシピをご紹介します。調理班の黒津が考えたレシピです。
水菜をサラダにするとき、市販のドレッシングではなく、手作りの「和風ガーリックソース」をぜひお試しください。材料は、オリーブオイル、にんにく、酒盗、唐辛子です。
火を止めた状態のフライパンに、オリーブオイルと刻んだにんにく、酒盗を入れます。酒盗はマグロの内蔵で作った塩辛のようなものです。瓶に「和製アンチョビ」と書いてあります。思いのほかくせはなく、アンチョビより安価で手に入ります。
弱めの中火で、オリーブオイルににんにくと酒盗の香りをつけます。香りが立ってきたら、唐辛子を加えます。塩は使わず、酒盗の塩分だけで調整するので、ヘルシーです。
ソースができたら、水菜とあえます。今日は玉ねぎのスライスも少し加えました。お好みの野菜に、この和風ガーリックソースを加えて混ぜれば、かんたんにおいしい一品ができます。味を見て、物足りない方は、塩、こしょうで調整してください。
和風ガーリックソースはドレッシングとしてだけでなく、パスタ、うどん、炒め物などのソースとしてもおすすめです。
「ほうれん草のお団子」は、草団子の代わりにもなる、彩りのきれいな一品です。ほうれん草は茹でて、粗いみじん切り。ミキサーやフードプロセッサーでペーストにしてもかまいません。これを白玉粉に混ぜます。通常、白玉を作る時は、まず白玉粉に水を加えますが、今日は、ほうれん草のペーストに水分が多いので、まずほうれん草ペーストと白玉粉をなじませてから、水を少しずつ加えていきます。
石井玲子氏
ほうれん草団子-1
ほうれん草団子-2
白玉のポイントは、「耳たぶぐらい」のかたさといわれます。袋に書いてある分量より、ご自身の手の感覚で、耳たぶぐらいのかたさを目指してください。白玉粉のダマダマを潰しつつ、ほうれん草となじませながら、混ぜていきます。
豆腐を加えて作るレシピもありますが、今日は、ほうれん草と白玉粉だけでお団子にします。
生地がまとまったら、1口大に丸め、真ん中を少し潰します。お湯を沸かして白玉を入れ、浮かんできたら完成です。あんこやきな粉でおめしあがりください。
手作りおやつを推奨している保育園などで、子どもたちが野菜も食べられるので、おすすめです。
高齢者施設には、活動時間に自分たちでおやつを作って食べるところもあります。春のお団子作りは季節感もあっていい行事の1つになると思います。ヨモギよりほうれん草のほうが手に入りやすく、お団子も作りやすいです。
◇感想など
「小松菜は生で食べるものなんだ」と思ったぐらい、おいしかったです。軸がすごく甘かった。いちごは、甘みだけでいうと、「やよいひめ」よりも「とちおとめ」のほうが強いと思いました。「やよいひめ」の特Aは、すごく甘くておいしかったです。水菜のレシピもすごくおいしくて、自分でもやってみたいです。お団子も、あんことほうれん草というのが意外においしかったです。
小松菜を生で食べるのは初めてでしたが、思った以上に甘さやおいしさが感じられました。1番驚いたのは根っこの部分。大根のような味を感じ、アブラナ科の植物としての共通点がある、と思いました。生で食べたから気づいたので、面白かったです。ほうれん草のお団子は手軽で、草団子の代替品になります。すごくいいレシピだと思いました。和風ガーリックソースもすごくおいしかったです。
束の江戸川の小松菜がすごくみずみずしく、甘くておいしかった。和風ガーリックソースもすごくおいしくて、家でやってみたいと思いました。ほうれん草の団子も野菜が苦手なお子さんにおすすめしたい。いちごは、「やよいひめ」の大きいものがおいしかったです。
小松菜は、どの味が本当の味なのかよくわからなくなってしまい、もう少しいろいろな種類を食べてみたい、という気持ちになりました。いちごは「とちおとめ」がおいしかったです。水菜は生だったのにやわらかくてソースと馴染んでおいしかった。ほうれん草は、ニョッキのような料理は食べたことがありますが、甘くして団子で食べるという発想がなかった。すごくおいしかったです。
前回、小松菜の食べくらべをした時に、「後関晩生」がすごくおいしかったのを覚えているのですが、今回、最初に食べたPGA.Bの小松菜も普通に甘くておいしくて、3番目の小松菜はより甘くて、葉っぱにもコクがあるような気がしました。いちごは「とちおとめ」がわかりやすい甘さで、でも、スケール感というか、「やよいひめ」の大きいものが一番おいしく感じました。水菜の和風ガーリックソースは酒盗がもっと主張するのかと思ったらちょうどいい塩梅で、多分、酒盗がないと物足りない味になるのでは。素晴らしいレシピだと思いました。ほうれん草の団子には何もつけずに食べてみたのですが、嫌な主張も全然なくて食べやすく、ヨモギのような風味はないけれど、十分おいしいお団子でした。
小松菜は、個人的な好みでいうと、3番が甘みが強く、葉っぱの味も濃くておいしかった。1番のPGA.Bと2番の小松菜は、同じような感じの冬春の品種を使っていますよね。株もスマートだったし、甘みというよりは食べやすさとか、そういう食味だったような感じがします。束のマル長さんは葉っぱがごわごわで食べづらかったです。江戸川のほうが葉っぱがやわ柔らかく、みずみずしく感じられました。多分、束の2つは、撒いた時期は一緒ぐらいのはずで、食べた時に差が出たのは、場所の違いなのだろうと思いました。マル長さんは埼玉の三郷あたりが中心で、東京より冷え込みが厳しいので、その分、葉のしゃくれ具合や甘みなどに差が出たのでは。いちごは、自分は、果物だったらなんでもおいしく思えてしまうのですが、「やよいひめ」の大きいものが食味も甘みも良かった。水菜の和風ガーリックソースは本当においしかったです。こういうレシピを提案したら、みなさんが水菜をいっぱい消費してくれて、いいのではないか、と思いました。ほうれん草の団子もヨモギの団子と遜色なかったです。小さい子に食べてもらえると、ここから抵抗なく野菜を食べてくれるようになるかもしれませんね。すごくいいメニューだと思いました。
【八百屋塾2024 第10回】
挨拶
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