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■2025年1月19日 第10回 小松菜 〜 勉強品目「小松菜」 東京青果(株) 鈴木氏
◇「小松菜」などの葉物と「いちご」について
[東京青果(株) 鈴木氏より]
小松菜は、東京の江戸川から各地に広がっていったアブラナ科の野菜です。
PGA.Bの小松菜は茨城産。
群馬県太田市の薮塚農場。伊勢崎、高崎のあたりか、太田なので栃木寄りかもしれません。平場で大々的に作っている農協です。主力は、ほうれん草と、夏場になすを作っている農家さんの小松菜。なかなかきれいな小松菜だと思います。
東京青果(株) 鈴木氏
埼玉のFG、全農埼玉青果ステーション。緑友会と書いてあります。昔、束で出荷していた方がFGに変え、生協や特定の市場を中心に販売しています。こだわって生産されたきれいな小松菜です。
束の1つめは、東京江戸川組合。太めです。今は、品種の切り替えで難しい時期のようです。
束の2つめは、埼玉のマル長出荷組合。大田市場の朝の競売でトップを取る一流の生産者の方の小松菜です。
PGA.Bの水菜です。私が入社した22年ぐらい前、水菜はこれからという当時から、PGA.Bは生産していました。その頃、水菜をマヨネーズでというキユーピーのCMがあり、茨城県産の水菜がブームになりました。PGA.Bは、名前を広げるきっかけになったと思います。今の順番は、小松菜が1番、水菜が2番だそうです。水菜のほうが夏場は苦しい。密生するため、株元に湿度が溜まって根腐れが多いのと、連作障害が起きやすいので、無理をせず、生産量を落ち着かせています。
PGA.Bのほうれん草です。1回作ると周年契約を求める方もいて、夏に無理して作らなければならず、最悪の場合大赤字です。冬に空いているハウスでちょっと作っているようです。
PGA.Bのいちごは、2種類。「とちおとめ」は、11月から1月ぐらいまで。以前、いちごは作っていませんでしたが、きっかけは、農協に出していた腕利きの生産者の方が、自分の腕を評価してくれる機会がほしいと、木村さんに話したことで、そこから本格的に作るようになったそうです。
これからのメインの品種は「やよいひめ」。もともと群馬のいちごです。県の農業試験場で作られ、最初は県内でしか作れなかったのですが、県外で作れる品種が増えました。今、栃木は「とちあいか」がメインですが、まだ栃木県内でしか作れないはずです。「やよいひめ」は果肉がしっかりしていて傷みにくく、5月いっぱいまでは販売できると思います。
◇葉物についての補足
[(株)果菜里屋 高橋氏より]
江戸東京野菜の小松菜は、酷暑や乾燥でほとんどがうまく育たず、今回、伝統野菜の小松菜はありません。露地栽培なので気候に大きく影響される。地方でも、伝統種の栽培をやめる農家さんが増えています。今の野菜は、伝統野菜を元にして作られてきたのに、未来に繋げていけないのはとても悲しいことです。八百屋さんには、ぜひ、伝統野菜の味も伝えていってほしいと思います。
参考出品の野菜、まず秋田の「翁まつ菜」は、できすぎてしまった小松菜を放っておいたら、とても大きくなり、食べるとすごくおいしかった。それで、大仙市の農家さんたちが作り始めたものです。甘くてみずみずしく、とてもおいしいので、ぜひ召し上がってみてください。
(株)果菜里屋 高橋氏
「ゆきな」は宮城。F1です。普通に小松菜のように食べます。伝統野菜として有名なのは山形県の「雪菜」。雪の中でできる、とてもおいしい青菜です。
福岡の「おいしい菜」は、菜花です。関東の菜花とはちょっと違いますが、こちらで菜花がないときには、代わりになると思います。
「アスパラ菜」は別名「オータムポエム」。菜花の一種で、筋っぽくなくて食べやすいです。
「プチヴェール」はケールと芽キャベツを掛け合わせたもので、結球しない芽キャベツ。茹でて食べるだけでもおいしいですし、味噌汁などに入れてもいい。炒めものにも手軽に使えます。
「カーボロネロ」はイタリアの野菜。しっかりとした歯ごたえと味があり、イタリアンレストランではよく使われます。ロールキャベツにしたり、普通に刻んで炒めものにしてもおいしく食べられます。
「葉ごぼう」は東京ではあまり見かけませんが、西のほうではよくあります。主に大阪、八尾市で栽培されています。調理法は本田さんに教えていただきます。
◇「葉ごぼう」についての補足
[本田氏より]
「葉ごぼう」は、主に茎の部分を食べます。やわらかいのですが、けっこうアクが強いので、1回さっと下ゆでしてください。1番簡単なのは、油揚げと一緒にお出汁で炊く。濃口醤油よりは、関西でよく使われる白醤油とか薄口醤油にしたほうが、特有の香りがいきると思います。
葉も食べられますが、こちらもアクが強いので、塩を加えた熱湯に入れて、下ゆでします。刻んで佃煮にするとおいしい。葉は、濃口醤油も合います。
根っこのほうは、ごぼうだと思ってもらえればいいでしょう。ごぼうと同じように扱い、せん切りにして他のものときんぴらにしたり、じゃこといっしょに炊いてもおいいしいと思います。
◇「小松菜」などの葉物と「いちご」の写真
小松菜・PGA
(茨城)
小松菜・PGA
(茨城)
小松菜
(埼玉)
小松菜
(埼玉)
小松菜
(群馬)
小松菜
(東京江戸川)
ほうれん草・PGA
(茨城)
ちぢみほうれん草
(群馬)
ちぢみ雪菜
(宮城)
翁まつ菜
(秋田)
おいしい菜
(福岡)
オータムポエム
(新潟)
カーボロネロ
(千葉)
サラダケール
(長野)
プチヴェール
(静岡)
やよいひめ・PGA
(茨城)
やよいひめ・PGA
(茨城)
とちおとめ・PGA
(茨城)
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