おはようございます。今日は多くのまめ類が並んでいます。初夏を彩る野菜です。われわれ八百屋は、これほどさまざまなまめを扱っているのだな、と改めて感じました。のちほど雪印種苗(株)の桜田晃一さんから、いんげんまめについてのお話をうかがえるということで楽しみにしています。
今年は、春先の低温や異常気象によって、野菜の価格が高騰しました。先週の農業新聞の見出しによると、ブロッコリーとキャベツが平常の2.5倍。グリーンピースも今年は品薄で納品にも苦労されたのではないでしょうか。加えて2024年問題もあります。トラックドライバーの働き方の上限規制で、物流が滞る。そこを何とかしようと、ジャパンポスト、つまり日本郵政が、郵便物を配送した後に産地から農産物を持ち帰り、飲食店に運ぶ取り組みを始める。コンビニエンスストアのローソンとファミリーマートは、協同で物流をしようとしている。われわれ八百屋も大きな岐路に立っています。特に卸市場の物流が大きな問題で、横の連携をしていくとか、荷待ち時間を減らして効率化を図るなどの工夫が必要です。2024年問題を端緒に、物が自由に集まらない時代になるかもしれず、どうしたら十分に必要なものを取り扱うことができるか、みなさまも、他人事ではなく、物を売る立場として考えながら商売をしていただきたいと思います。
|