■2024年12月15日 第9回 ねぎ 〜 食べくらべ
◇「ねぎ」の食べくらべ
[タナカトウコ氏より]
  • ねぎの食べくらべは6種類。1番、千葉県の根深ねぎ。2番、埼玉県の根深ねぎ。3番、栃木県の軟白ねぎ。4番、群馬県の下仁田ねぎ。5番、東京都の千住ねぎ。6番、長野県のリーキです。

  • ホットプレートに薄く油を敷き、蓋をして蒸し焼きにしました。焼いた後にカットしてお出しします。白い部分と青い部分の両方お配りしますが、リーキは青い部分がかたいので、白い部分のみです。先ほどの先生のお話の中に、「下仁田ねぎ」は青い部分は食べない、というのがありましたが、一応参考までにお配りします。食べられるかどうか、味はどうかをお試しいただくためなので、残しても構いません。
タナカトウコ氏
  • 季節によるトマトの食べくらべ、今回は5種類になりました。1番、黄緑のシールが静岡県遠州夢咲。2番、オレンジのシールが熊本のJA熊本経済連。3番、ピンクのシールが愛知県の愛知みなみトマト部会。この3つが2Lになります。追加になった2種類が、4番、青いシールのAMサイズ、栃木県、JA全農栃木。5番、シールなしはMサイズ、愛知県、JAひまわりです。
焼きねぎの食べくらべ
トマトの食べくらべ
◇ねぎ、トマトの食べくらべアンケート結果
[タナカトウコ氏より]
  • ねぎの挙手の数は次のとおりでした(複数回答)。
    1. 千葉県の根深ねぎ 14
    2. 埼玉県の根深ねぎ 16
    3. 栃木県の軟白ねぎ 10
    4. 群馬県の下仁田ねぎ 26
    5. 東京都の千住ねぎ 17
    6. 長野県のリーキ 11

  • トマトの挙手の数(複数回答)。
    1. 遠州夢咲 3
    2. 熊本経済連 3
    3. 知みなみ 13
    4. 栃木のトマト 6
    5. 愛知のひまわり 12
◇レシピの説明
[石井玲子氏より]
  • ねぎの青い部分と白い部分、それぞれのおいしい食べ方をテーマに、レシピを2種類ご紹介します。

  • 青いところは、だし巻き卵にしました。だしは、8月に紹介した方法でとっています。青い部分はかためなので、縦に包丁を入れ小口切りより細かめに切っています。火が少し入って、シャキシャキ感も残ります。分量は、卵3個に対してだしを140cc。資料の「だし100cc」は、初めてでも上手にできる割合です。ふわふわにしたいので、多めにしました。1番のポイントは「くっつかない卵焼き器」です。菜箸や、フライ返し、ゴムベラを使って、お家でも試してみてください。

  • 白い部分は、春巻きの皮で包み焼きにしました。加熱するとトロトロになる白いところの食感を楽しむレシピです。ねぎのグラタンを作り、春巻きの皮で包みます。今日は缶詰のホワイトソースと、グラタンソースを半分ずつ使いました。グラタンソースには塩分が多めなので、ホワイトソースと合わせて好みの味に調整します。ねぎを1センチほどのぶつ切りにして、フライパンで炒め、ベーコンを加えて炒め、ホワイトソース缶とグラタンソース缶を加えます。温かい状態だとゆるいので、冷まして粗熱を取って、春巻きの皮で巻きます。今日はチーズも少し入れました。
石井玲子氏

だし巻き卵


ねぎの包み焼き
◇感想など
  • ねぎはどれもおいしかったです。自分が好きだったのは、2番の埼玉と、5番の千住。下仁田もおいしかったのですが、そもそもの期待値が高すぎたかもしれません。トマトは、全部それほどおいしいという感じではありませんでしたが、強いていうなら、3番の愛知みなみが、酸味などのバランスがいいと思いました。レシピは両方ともすごくおいしかったです。こういう使い方があるんだな、と思いました。

  • どれも全部おいしかったです。試食というのはとてもためになる勉強だ、と感じました。ねぎの包み焼き、ワインによく合いそうです。最初、千住ねぎがすごくおいしいと思ったのですが、食べくらべていたら、コクの違いとかが改めてわかって勉強になりました。トマトはちょっと苦手なのでコメントは無理です。

  • 下仁田ねぎがトップブランドたるゆえん、そのおいしさを改めて実感しました。レシピは、出し巻きのような和風のもの、ホワイトソースと合わせる洋風のレシピ、どちらもおいしく、ねぎは万能の食材と改めて認識しました。トマトは、夏のトマトが恋しくなりつつ冬のトマトにもよさがあるのかな、とは思いました。

  • 下仁田ねぎが特に好きでした。どのねぎにもそれぞれ甘さがあって、しっかり調理すると本当においしくなると再認識しました。トマトは、味の濃いものに慣れてしまっているのか、今回は淡白なトマトが多いと思いましたが、それはそれでおいしかったです。

  • ねぎをこれだけの種類、葉っぱまで試食できたのがよかったです。下仁田ねぎの葉っぱが食べられたことが発見でした。ふだんは食べないので、思っていた味とは違っておいしかったです。トマトは、この時期のものを比べることができてとても貴重だと思いました。ありがとうございます。ホワイトソースのレシピ、最高においしかったです。ねぎの白身のところが存分に味わえるいいレシピだと思いました。

  • いろいろな種類のねぎが食べられて感動しました。私も普段から青い部分をどうやって使おうかと思って、刻んで冷凍したりしていますが、焼いただけでも楽しめるのがわかり、もっと家でも青いところを食べようと思いました。感動したのは、千住ねぎ。味が濃くて苦みもありましたが、コクがあった。下仁田も本当においしかったです。トマトはやっぱり冬のトマトで、こういうトマトの生は体も欲していないかも、と思いました。でも、4番のトマトは酸味があっておいしかったです。勉強になりました。
◇終わりに
  • 本日もお疲れ様でした。来月の内容は未定ですが、日程は1月19日(日)です。よろしくお願いします。(実行委員長 柴田)