■2024年7月21日

第4回 かぼちゃ・プラム

八百屋塾2024、第4回目のテーマは「かぼちゃ」と「プラム」でした。

かぼちゃの展示
プラムの展示
 
■八百屋塾実行委員長 柴田健太郎

 今日のテーマは、「かぼちゃ」と「プラム」。八百屋塾のモットーは「食べて知る」なので、かぼちゃは品種別と熟度別の食べくらべ、プラムの食べくらべも行います。

 講演は、朝日アグリア(株)の島田さんです。

 前回のアンケートではたくさんのご意見をいただき、ありがとうございます。スタッフが必ず目を通し、熱意のあるご意見、面白い視点はぜひ取り入れていきたいと思います。アンケートは四半期に1度実施する予定ですので、また、ご協力をお願いします

八百屋塾実行委員長 柴田健太郎
 
■東京都青果物商業協同組合 理事長 近藤栄一郎

 7月の八百屋塾にご出席くださいまして、ありがとうございます。関東・東海地方も2〜3日前に梅雨が明け、連日、猛日が続いています。水分補給をして、熱中症に注意しながら、講義を受けてください。

 今日のテーマは、「かぼちゃ」と「プラム」です。

 プラムは清涼感があり、暑い季節にはうってつけのフルーツです。フルーツは、この10年で倍に値上がりし、業界関係者もこの高値を懸念している、という記事を読みました。私も、毎日、市場に行って、「こんなに高いのか」と思いますが、みなさんも同様だと思います。

東京都青果物商業協同組合 理事長
近藤栄一郎

 青果物は、昨年、高温障害でいいものが採れない上に、高値が続きました。卸売会社は、単価が上がることによって経営を維持した形で、非常にいびつな傾向になっている、と感じます。

 今日は、熟度別のかぼちゃの食べくらべをしていただきます。

 「江戸崎かぼちゃ」をとりあげたテレビ番組によると、一般的にかぼちゃは開花後45日ぐらいで収穫しますが、「江戸崎」は10日遅らせて55日後、完熟させて収穫するということでした。30〜40年前、青年会で「江戸崎かぼちゃ」を見に行ったとき、若採りかぼちゃにくらべて、「江戸崎」はとてもおいしかったのを覚えています。10日間遅らせるのは、大変な努力が必要です。かぼちゃが地面に触れない、直接日光が当たらない、「江戸崎」はそうした栽培環境によって、作られています。番組で直売所に並んでいた「江戸崎」の値段は、1個3000円で、さすがに市場には入らない、と納得しました。

 朝日アグリア(株)島田さんの講演とあわせて、熟度の異なるかぼちゃは味にどのような違いがあるのか、今日はしっかりと勉強して、商売に役立ててください。

 
 

2024年度 第5回八百屋塾
2024
年8月25日(日)

講演: 「梨の品種作出と普及」(仮)
講師: 埼玉県農業技術研究センター 島田智人氏
勉強品目: 野菜「夏野菜」・果物「梨」


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