青果物は、昨年、高温障害でいいものが採れない上に、高値が続きました。卸売会社は、単価が上がることによって経営を維持した形で、非常にいびつな傾向になっている、と感じます。
今日は、熟度別のかぼちゃの食べくらべをしていただきます。
「江戸崎かぼちゃ」をとりあげたテレビ番組によると、一般的にかぼちゃは開花後45日ぐらいで収穫しますが、「江戸崎」は10日遅らせて55日後、完熟させて収穫するということでした。30〜40年前、青年会で「江戸崎かぼちゃ」を見に行ったとき、若採りかぼちゃにくらべて、「江戸崎」はとてもおいしかったのを覚えています。10日間遅らせるのは、大変な努力が必要です。かぼちゃが地面に触れない、直接日光が当たらない、「江戸崎」はそうした栽培環境によって、作られています。番組で直売所に並んでいた「江戸崎」の値段は、1個3000円で、さすがに市場には入らない、と納得しました。
朝日アグリア(株)島田さんの講演とあわせて、熟度の異なるかぼちゃは味にどのような違いがあるのか、今日はしっかりと勉強して、商売に役立ててください。
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