「アイユタカ」はシストセンチュウ抵抗性を持った品種です。長崎の諫早で、「メークイン」の収量が落ちたため、代わりに作られるようになりました。7年ぐらい前から出回るようになり、だいぶ増えてきています。「にしゆたか」と比べると収量は落ちますが、食味は良好で、ホクホク感があります。肉じゃが、カレーなどで煮崩れしないほうがいいというときに使われます。
「ノーザンルビー」、「シャドークイーン」は北海道産です。「シャドークイーン」は、中も皮も紫色で、ポテトチップスなどでアクセントに使われます。「ノーザンルビー」はピンク色のじゃがいもで、ポテトサラダにしたり、やはり色のアクセントが必要なときに使われます。
「インカのめざめ」は、だいぶ一般的になってきました。非常においしい品種です。置いておくと糖化して、揚げただけでも甘い。一口サイズなので、素揚げなどによく使われます。
じゃがいもにはさまざまな品種があり、人それぞれ好みもあると思います。用途によって使い方を考えながら品種を選定していけば、販売も広がっていくと思います。
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