Aが比較的甘いと感じました。Cは少し酸味があると思いました。Bは粉っぽかったです。
トマトの料理というと、定番はサラダやミートソースだと思うのですが、トマトソテーのひき肉のせはおしゃれでよかった。こういう料理であれば、冬場でもトマトをすすめられる。勉強になりました。
サルサソースはすごくさっぱりしているのに、トマトの味が濃く出ていておいしかったです。ソーストマトは、甘みも酸味も両方感じられておいしかった。トマトソテーは斬新でした。粉をつけて焼くなんて考えたこともなかった。牛ひき肉ものっているのでコクがあり、すごくおいしかったです。
今日の料理は、全部、トマトの風味が生かされていておいしかったです。トマト自体に、グルタミン酸といううまみ成分が含まれているので、そのまま食べてもおいしいですし、イタリアなど、ヨーロッパでは調味料としても使われています。私は去年、トマトのレシピ集を出版しました。普段、料理をしない人でも作れる簡単なレシピを紹介していますので、お店でのトマトの食べ方提案にお役立ていただけるのではないかと思います。おすすめは、ミニトマトをお肉で巻いてオーブントースターで焼く料理。子どもと一緒に準備ができるので、すごく好評でした。食べたときに、中からトマトのうまみが出てくるのも、おいしいといっていただけました。男性から好評だったのは、牡蠣とトマトを塩麹で和え、ホイルで包み、オーブントースターで蒸し焼きにする料理です。個人的におすすめなのは、これから、暑くなって素麺が食べたくなるので、ミニトマトとめんつゆをミキサーにかけてトマトめんつゆを作り、オクラをトッピングして素麺を食べるというレシピです。本には全部で60レシピぐらい載せていて、すごくハードなスケジュールで徹夜続きだったのですが、トマトを食べていたおかげですごく元気で、トマトの抗酸化パワーはすごいと実感しました。
うちの店では、5月のゴールデンウィークに、店の一画にオープンキッチンを作りました。飲食の許可を取り、そこで料理やジュース、スムージーを作って出しています。私は、「2040年には7割の人が中食(なかしょく)を食べる時代が来る」という記事を目にして、これからは加工の時代だと思っています。トマトはフルーツに近い野菜なので、原体でも売りやすいとは思いますが、限度がある。今後は、お客さんが食べやすく購入しやすいものを作って売りたい。オープンキッチンは外からもよく見えるので、お客さんから、山菜の天ぷらをしてとか、きんぴらを作ってとか、たけのことふきを煮てとか、いろいろリクエストが来ます。オーダー式でやっているわけではないのですが、そうして興味を持ってもらえています。これからは、実績を積み重ねるのみなので、気合いを入れてがんばりたい。
ベビーコーンは、ヒゲも食べられるそうです。先ほど、ソースをかけて食べてみたら、結構おいしかった。むくみがとれるという効能もあるそうで、またひとつ勉強になりました。
【八百屋塾2013 第2回】 挨拶|講演「トマトについて」|勉強品目「トマト」|商品情報|食べくらべ