八百屋が減っている中で、存在を認めてもらうためには、消費者のみなさんと、地域のコミュニティを通じてもお付き合いをしていかなければなりません。普段から、町会、おまつり、商店街の集まりなどには積極的に参加してください。
われわれは、毎年、各市場で、「市場まつり」を開催しています。今年は、台風の関係で、淀橋の市場まつりは中止になり、6会場になってしまいましたが、青年会を中心に熱心に取り組んでいただき、毎年、十数万人の方のご来場をいただいております。東京都からも高い評価を受けています。こうした取り組みを通じ、お客さま、産地、八百屋が一緒になって話をして、川上から川下まで繋がることが一番大事だと思いますので、今後ともぜひご協力をお願いします。
東京都中央卸売市場のホームページに、「専門小売店の魅力」というコーナーがあり、元気でがんばっている商店が紹介されています。毎年2軒ずつ、ホームページに載りますので、そうした八百屋さんがいることを知っていただきたいと思います。
江澤先生は、よく、「嘘をつくな。真心で売れ」といっていました。最近の偽装表示事件は、嘆かわしいことです。
今、コンビニがこれだけ発展しているのには必ず理由があります。われわれ八百屋も、コンビニとは違う方法で、やれることがあるに違いありません。
みなさん、ご要望や意見などがあれば、何なりと本部に電話してください。地方に行くと、熱心な八百屋さんがたくさんいます。東京も負けていられませんから、みんなでがんばりましょう。
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