国産のパプリカは、茨城県旭村のものをお持ちしました。赤と黄色があり、輸入のパプリカと比べても見劣りしないぐらいの大きさです。夏秋時期に出してくるパプリカで、大きいものには、パプリカの王様の意味で、「パプ王」という名前がつけられています。最近、あまりにも暑いため、やや持ちが悪いこともあるので、ご注意ください。
山形県のパプリカは、土耕栽培。最初は大きいのですが、だんだん玉が小さくなります。無骨ですが、コクがあっておいしい。
ピーマン、パプリカ、とうがらしの学名はどれも同じです。形がまったく違っていても、トウガラシ科の同じ仲間です。
「韓国旨辛」、「韓国激辛」といった世界のとうがらしは、兵庫県の篠ファームさんが栽培しているものです。篠ファームさんでは、めずらしいとうがらしやナスなど、さまざまなものを作っています。
タキイ種苗さんが開発した「こどもピーマン」は、苦みのない甘いピーマンです。どんな味か、のちほど試食してみてください。
ピリ辛の「かぐらなんばん」は、新潟県の長岡で、自家採種から始まったピーマンです。1996年にたまたま発見され、品種登録されました。新潟県内ではわりと作られています。
ミニパプリカは、小さくて甘みがあり、生でかじってもおいしいです。
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