■2017年3月12日
第12回 修了式
 八百屋塾2016の最終回は、西沢実行委員長の挨拶、野本理事長の挨拶、修了証書の授与、「アル・ケッチァーノ」のシェフ奥田政行さんによる特別講演と料理のデモンストレーション、塾生の挨拶、茶話会というプログラムでした。
アル・ケッチァーノ シェフ 奥田政行氏
修了証書の授与

エディブルフラワーの展示
【実行委員長 西沢 好晴】

 おはようございます。今日は八百屋塾の修了式、1年間の節目です。

 いろいろな勉強をしてきたと思いますが、勉強することより、それを使ってどう行動するかが一番大事ではないかと思います。それによって自分も変わるし、人からも違うように見られるようになります。内側に隠さず、どんどん外に出せる人になってください。

 来年度は八百屋塾も少し変わりたいと思っていますので、またよろしくお願いいたします。

実行委員長 西沢 好晴
 
■理事長 野本 要二

 本日は、平成28年度の八百屋塾修了式に、朝早くから大勢のみなさんにお集まりいただき、まことにありがとうございます。

 おかげさまで、八百屋塾は来年も農水省の後援をいただくことができましたので、みなさんには来期もがんばっていただきたいと思います。

 この1年間、実行委員長の西沢さんを始め、スタッフの方々、講師の先生には大変お世話になりました。私どもの先輩にあたる橋本さん、杉本さんにも、八百屋塾を育てていただき、感謝しています。1年間、熱心に通ってくれた塾生のみなさんにも御礼申し上げます。

理事長 野本 要二
 農水省は、11月29日に、農業の競争力強化プログラムを発表しました。農家の所得向上が目的ですが、流通にも関係する部分があります。今後、市場内や青年会の会合などで考えていかなければならないと思います。

 もう1点は、衛生問題です。漬物や惣菜を作って販売している八百屋さんもいるでしょうが、昨今、ノロウイルスの問題が頻繁に起きており、オリンピックに向けて衛生面は相当厳しくなると思われます。HACCPも小売商はBランクの規制対象です。食べ物を扱う商売ですから、心構えとして持っていなければなりません。特に、学校給食や病院などからは、厳しく言われるようになるでしょう。八百屋の扱っているものはどうせ加熱して食べるんだから、という考えではなく、自分たちも変わらなければなりません。常にこうしたことを頭に入れて、討論や意見交換をしていければ、と思っています。

 「信者」と書いて「儲かる」という字になります。お客さまの信頼を得て、納得してもらった上で儲かるのはいいんです。でも、自分から儲けるのはちょっと違います。江澤先生が八百屋塾を始めた精神、お客さまに儲けさせていただく、という気持ちを忘れず、儲けるのではなく、儲かる八百屋さんになってください。

 私は、3.11の前日に理事長の職に就き、6年間なんとか精一杯やってきました。体力的な問題もありますが、次の優秀な方に渡していかなければいけないと思い、来期からは近藤栄一郎さんにお引き受けいただけることになりました。安心してお任せできる方ですので、今後ともこの八百屋塾をみんなで育てていけるよう、ご協力よろしくお願いいたします。

 

2017年度 第1回八百屋塾
2017年4月9
日(日)
開講式と記念講演


講演:「春野菜・八百屋のありかた

講師:群馬県地域興しマイスター
担い手支援スペシャリスト シニア野菜ソムリエ
 田村善男氏
勉強品目:蕗・山ウド・うど等春のやさい・新やさい

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