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■2016年11月20日 第8回 さつまいも・柿 〜 勉強品目「さつまいも」について 東京青果(株) 安藤克行氏
◇勉強品目「さつまいも」
さつまいものキーワードは、"ブランド化"と、"焼きいも"の2つではないかと思います。
これまでも、「なると金時」、「五郎島金時」など、「高系14号」の血を引くブランドさつまいもがありました。今まで、「さつまいも」とひとくくりで出していた茨城、千葉なども、県の農業試験場や農協の品種改良により、「べにゆうか」、「シルクスイート」といった品種を、売り場で名前を出して販売するようになっています。
東京青果(株) 安藤克行氏
さつまいもは、品種により、それぞれのおいしい時期、用途を重視して販売するといいと思います。
軽トラの石焼きいも屋さんは減りましたが、大手量販店などでの焼きいもの販売が増え、いつでもどこでも買える時代になりました。品種改良も、焼きいも需要を重視して行われています。そのまま電子レンジにかければ焼きいもができるという袋も開発されています。
◇「さつまいも」の写真
ベニアズマ
(千葉・かとり西)
紅ゆうか
(茨城・行方)
五郎島金時
(石川・加賀野菜)
里娘
(徳島・里浦)
とみつ金時
(福井・富津)
シルクスイート
(千葉)
安納紅
(鹿児島・種子島)
安納紫
(鹿児島・種子島)
千葉むらさき
(千葉・かとり)
焼き芋 ベニアズマ
(茨城・ひたちなか市)
焼き芋 紅はるか
(茨城・ひたちなか市)
干し芋
(茨城・ひたちなか市)
芋けんぴ
(鹿児島)
■2016年11月20日 第8回 さつまいも・柿 〜 勉強品目「柿」について 橋本幾男氏
◇勉強品目「柿」
今日は、岐阜・揖斐川の「富有柿」、山梨・石和の「富有柿」、佐渡の「おけさ柿」、愛媛の「太天柿」、福岡の「秋王」などをお持ちしました。
最近、「富有」といっても、松本系が入った早生系統が多くなっています。味はそれほど変わりませんが、松本早生は真ん中がへこんでいるので、形を見ればすぐにわかります。岐阜の揖斐川の「富有柿」は本当の「富有柿」で、これからもっとよくなってくると思います。
橋本幾男氏
愛媛の「太天柿」はとても大きい柿で、今日お持ちしたものよりもっと大きいものもあります。
「秋王」は、富有×太秋の交配で、今年から出始めた柿です。
「みしらず柿」も市場にはあったのですが、全部輸出用だと言われました。
「西條柿」はもともと広島の柿ですが、今は鳥取や島根で多く栽培されています。
柿は、タネがあってもなくても、どんなものでもタネが8個入るようになっているのが特徴です。
その昔、神田市場のときは、柿だけのコーナーがあったほど種類が豊富だったのですが、最近はだいぶ減っています。
◇「柿」の写真
富有柿
(岐阜・大野)
富有柿
(山梨・石和)
おけさ柿
(新潟・佐渡)
福嘉来(太天)
(愛媛)
秋王
(福岡・博多)
【八百屋塾2016 第8回】
挨拶
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講演「さつまいもの需要と品種動向」
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勉強品目「さつまいも」「柿」
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食べくらべ
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