■2016年12月18日 第9回 ねぎ・干し柿 〜 食べくらべ
◇だいこんの食べくらべ
  • 1年間を通しての「だいこん」の食べくらべ。この日は、千葉の「雪だいこん」と、 走りの徳島・里浦のだいこんの2種類を、生とゆでで試食した。
千葉と徳島のだいこん
生とゆでを食べくらべ

◇ねぎ、干し柿などの食べくらべ

  • ねぎは、「深谷」、「岩津」、「徳田」、「千住」などを食べくらべた。料理は、「下仁田ねぎ」の煮もの、「九条ねぎ」とツナのチヂミ、「平田赤ねぎ」のサラダ、南部太ねぎのねぎみそとねぎマヨ、下伊那の干し柿を使った柿なますなどを試食。干し柿各種も試食した。
 
ねぎの食べくらべ-1
ねぎの食べくらべ-2
下仁田ねぎの煮もの
九条ねぎとツナのチヂミ

南部太ねぎのねぎみそ、ねぎマヨ
ねぎみそ、ねぎマヨは
だいこんのスライスにつけて試食
平田赤ねぎのサラダ
下伊那の干柿なます
◇調理について
[大石みどり氏より]
  • 「下仁田ねぎ」は、油揚げ、しいたけと合わせて煮ました。 

  • 「九条ねぎ」は刻んで、ツナといっしょに市販のチヂミ粉に混ぜて焼きました。キムチを入れてもおいしくできます。今日はぜいたくに「九条ねぎ」を使いましたが、ねぎの青い部分でも構いません。

  • 柿なますは、下伊那の干し柿、だいこん、ゆずをすし酢で和えてあります。

  • 「平田赤ねぎ」は、焼いた油揚げとだいこんのせん切りと合わせ、ゆずドレッシングをかけてサラダにしました。
大石みどり氏
 
◇食べくらべ、八百屋塾の感想など
  • 今のだいこんは、きれいに見せるために若採りされています。やわらかくて辛みが少なく、使いやすいかもしれませんが、熟さないうちに収穫しているので、だいこん本来のおいしさはあまり期待できません。総太り系の青首は、おしりがふっくらしてから収穫するので、これぞだいこんというおいしさが感じられます。

  • 「千住ねぎ」が一番おいしかったです。葉は少しえぐみがありましたが、白い部分はかなり甘みを感じました。香りも強くて、このような伝統のおいしいねぎはぜひ残してほしいと思います。ぬるみはどれも薄かった気がします。

  • 今日初めて参加しました。管理栄養士として給食を担当しています。給食をただ作るだけではなく、こうした勉強会に参加して、素材の生育から栄養価まで、すべてを知って提供することが必要だと実感しました。ねぎは甘みがあっておいしかったので、ぜひ伝えていきたいと思いました。特に「千住ねぎ」が一番おいしかったです。

  • 「千住ねぎ」が一番やわらかく、甘みもあって、ヌルもあっておいしかったです。「深谷ねぎ」も千住の次においしかった。伝統の「千住ねぎ」はなかなか食べられないので、よかったと思います。

  • 干し柿は食感で好みがわかれるかもしれませんが、私はどれもおいしかったです。
 
◇その他
  • 冬至に向け、前回の八百屋塾で説明があった八百屋でしか買えないさつまあげ「運天」が希望者に販売されました。
実行委員長 西沢好晴
運天

【八百屋塾2016 第9回】 挨拶講演「ねぎの栽培と品質 〜茨城県のねぎ〜」|勉強品目「ねぎ」「干し柿」|食べくらべ