■2016年6月12日 第3回 トマト・スイカ 〜 食べくらべ
◇だいこんの食べくらべ
  • 1年間を通しての「だいこん」の食べくらべ。この日は、青森と函館のだいこんを生とゆでで食べくらべた。
だいこんの食べくらべ
◇トマト、スイカの食べくらべ
  • トマトは、多数展示されている中から、各自が気になったものを食べくらべた。料理は、イタリアントマトと桃太郎を使ったトマトソース2種をフランスパンにつけて試食。いろいろなミニトマトが入ったクスクスも試食。スイカは鳥取と八街を試食した。
 
トマトソース
クスクス
スイカの試食(千葉)
スイカの試食(鳥取)
   
◇調理について
[古川恭子氏より]
  • トマトソース2種類は、ほとんど同じ作り方です。イタリアントマトと桃太郎を使っており、違いが感じられると思います。フランスパンにつけて試食してみてください。1日おくと、もっと味がなじみます。

  • 今日は、ミニトマトの料理を作ってほしい、と言われたのですが、マリネなどにするよりは、そのまま食べる人のほうが多いと思います。そこで、いろいろなトマトを、クスクスに入れました。クスクスとは、モロッコの世界最小のパスタです。10分蒸らすだけで、トマトの切り口の水分も絡んで、ちょうどいい感じになります。モロッコでもそら豆を食べるので、そら豆も入っています。こういう食べ方があるということを知っていただきたくて、ご紹介しました。
古川恭子氏

◇食べくらべの感想
  • 八百屋塾初参加で、緊張しています。だいこんは、見た目は同じなのに、食べると甘みなどが違いました。個人的には青森のほうが好みです。生とゆでたものではまた違い、感動しました。

  • 京都から来ました。食料品店を営んでいます。生のだいこんの食べくらべは、青森より函館のほうがまだ食べられた。ゆがいたものはどちらもまあまあでしたが、今の時期はあまりおいしくないのだな、と思いました。生では苦くて食べにくいので、サラダには向かないのではないでしょうか。

  • ミニトマトを食べて、甘さは、豊橋の「みどりちゃん」が一番あるような気がしました。以前食べた 「プチぷよ」はやわらかすぎたので、今日ぐらいのかたさだったらおいしいと思いました。

  • 新潟から参加しています。今日初めて「トマトベリー」を食べました。トマトの味はするのですが、スイーツにも使いやすいのではないか、と思いました。

  • 榎本農園の「プチぷよ」は、すごくやわらかくておいしかった。こんなにやわらかいトマトがあるんだな、と思いました。愛知、豊橋のミニトマトは酸味もあってバランスがよく、おいしいと思いました。

  • 「プチぷよ」も「トマトベリー」も、皮がやわらかかった。「プチぷよ」は酸味も甘みもあり、「トマトベリー」は甘みが強くてフルーツ感覚で食べられるトマトだと思いました。豊橋のミニトマトは、皮がややかたかった。「みどりちゃん」は青臭いのかと思いましたが、思ったほどではありませんでした。

  • 昔、食べたことがあるクスクスはパサパサしていたので、今日ここで食べて、「こんなにおいしいものなんだ!」と思いました。トマトソースは、イタリアントマトと桃太郎で個性が違うので、料理によって使い分けるといい、と思いました。
 

【八百屋塾2016 第3回】 挨拶講演「ミニトマト」について|勉強品目「トマト」「スイカ」|食べくらべMr.八百屋のここだけの噺