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■2016年7月10日 第4回 かぼちゃ・もも 〜 食べくらべ
◇だいこんの食べくらべ
1年間を通しての「だいこん」の食べくらべ。この日は、北海道・十勝のだいこんを生とゆでで食べくらべた。
十勝のだいこん
だいこんの食べくらべ
◇かぼちゃ、ももなどの食べくらべ
かぼちゃは3種類をブラインドで食べくらべた。「打木甘栗南瓜」のスープ、「コリンキー」の漬けもの、「そうめんかぼちゃ」ときゅうり、ハムのマヨネーズ和え、「鹿ヶ谷南瓜」の煮もの、西洋かぼちゃの煮ものなども試食。ももは福島の「日川白鳳」と、「加納岩白桃」を試食した。
かぼちゃの食べくらべ
かぼちゃスープ(打木甘栗南瓜)
コリンキーの漬けもの
そうめんかぼちゃのサラダ
鹿ヶ谷南瓜の煮もの
西洋かぼちゃの煮もの
◇調理について
[大石みどり氏より]
まるごとのかぼちゃは、切るのがいちばん大変です。八百屋さんは、「かぼちゃ切ります」と表示して販売してくれてもいいのではないでしょうか。
「そうめんかぼちゃ」は、よくゆでると細くほぐれてくるので、きんぴらや酢の物などにして食べます。今日は、きゅうり、ハムとマヨネーズ和えにしました。ある本を読んでいたら、スペインの修道院では、「そうめんかぼちゃ」を「天使の髪の毛」という名前のジャムのようなものにするそうです。それを入れたケーキのようなものが本で紹介されていました。
大石みどり氏
「コリンキー」は、生のままスラスイして酢漬けにしました。
「鹿ヶ谷」は若かったので、本来の味が出ていないと思います。
西洋かぼちゃは煮るよりスープにしたほうがおいしいと思います。
◇食べくらべの感想など
だいこんは、生もゆでたほうも全然からみがなかった。先月とくらべると、どちらもかたい印象がありました。
自分がふだん食べているかぼちゃはねっとりしたものが多く、くりみたいなかぼちゃを今日初めて食べたのでびっくりしました。これだけ食感や甘みが違うと、いろいろな料理に使い分けられるのでいいと思います。
メキシコのかぼちゃは自分もよく煮ものにするので、なじみがある感じでした。個人的にホクホク系が好きなので「長かぼちゃ」は感動的においしかったです。
ももは、甘いのが好きな人は「加納岩白桃」がいいようですが、私は果物には酸味もほしいタイプなので、バランスを考えると、福島の「日川白鳳」がよかった。毎日でも食べたい味でした。
福島の「日川白鳳」は、適度な酸味があっておいしかった。
ももは「加納岩白桃」が好みでした。今の時期はこういう甘いものを食べて、後半はもうちょっとかたいものが出てくると思うので、それを食べるといいのではないでしょうか。
うちの班は、「加納岩白桃」がいいという人が3人、福島「日川白鳳」が2人でした。個人的には甘いほうが好きです。やわらかい食感もよかった。
ももはどちらも例年以上にいい、と思いました。うちの班は、「加納岩白桃」が2人、「日川白鳳」が3人でした。
うちの班は、私だけが福島「日川白鳳」で、あとは全員「加納岩白桃」という意見でした。みなさん、甘さが強いももがお好きみたいです。私は、福島のももをまた食べたい、と思いました。
「加納岩白桃」は甘いのですが、ややエグミもあったので、福島のほうが好みです。
◇その他
果菜里屋の高橋芳江さんより、最上伝承野菜のひとつ「勘次郎きゅうり」が紹介されました。
高橋芳江さん
勘次郎きゅうり
【八百屋塾2016 第4回】
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