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■2015年2月15日 第11回 ほうれん草・メロン 〜 勉強品目「ほうれん草」について 東京青果(株)鈴木秀臣氏
◇勉強品目「ほうれん草」
冬場は、グッと株が張って、肉厚でどす黒く、葉先が多少枯れているぐらいのほうれん草がおいしいのですが、一般の消費者の方には、なかなかわかってもらえません。八百屋のみなさんが、ぜひ声を張り上げて、おいしいほうれん草を売ってください。
野菜はひと霜食うとおいしくなる、といわれます。凍りたくないので、植物の体の中で、でんぷんを糖に変えて、細胞液を濃くするわけです。そうすると、人間がその味を舌で感じられるようになります。
東京青果(株) 鈴木秀臣氏
野菜の糖度をBrix糖度計で計る人がいますが、光の屈折度合いを見ているだけなので、あまり意味がないと思います。果物は果糖が多いと屈折率が高くなるので、まだいいのですが、本当に糖度を計るならガスクロなどを使わないと無理です。ただ、野菜でも、大きく屈折するのは、細胞液が濃く、うまみ成分が多い、ということなので、ひとつの目安にするのはいいと思います。
今日ここに並んでいる山形の「赤根ほうれん草」は、やや生育不良だと思います。本当はもっと長いものが出てきます。
現場では、束が大きく、食べるとおいしい露地のほうが安い、という状況です。ぜひ、八百屋さんがそういうほうれん草を扱って、魅力をお客さんにアピールしてください。
「サラダほうれん草」は、エグみが少なく、生のままサラダでも食べられる、として作られたもの。しゃぶしゃぶの具材としてもおすすめです。
ほうれん草をゆでるとき、私はフライパンでゆでます。ブロッコリー、アスパラ、豆なども同様ですが、少量の水を入れ、フタをして、水から入れます。強火にして、その少量の水が沸騰したら火を止め、余熱で火を通します。これが一番手っ取り早いゆで方ではないでしょうか。
◇ほうれん草などの写真
ほうれん草・露地
(群馬県・JA群馬みどり新田)
ちぢみほうれん草
(群馬県・JA佐波伊勢崎)
ほうれん草
(群馬県・太田市農協)
ほうれん草
(群馬県・藪塚町)
ほうれん草
(茨城県)
ほうれん草
(茨城県・金升農園)
サラダほうれん草
(茨城県)
ベビースピナッチ
(茨城県)
ほうれん草
(埼玉県・新井農園)
ほうれん草
(千葉県・布瀬出荷組合)
和種ほうれん草
(神奈川県)
赤根ほうれん草
(山形県)
赤軸ほうれん草
(鹿児島県)
スイスチャード
(茨城県)
アー菜(蕾菜)
(神奈川県)
正月菜
(神奈川県)
かき菜
(栃木県)
◇ほうれん草の補足と、その他の野菜について 〜 (株)果菜里屋 高橋芳江氏
埼玉県にある新井農園のほうれん草は、すごく評判のいい商品です。
現在出回っているほうれん草には東洋種が少ない中、神奈川県で、昔からあった東洋種のほうれん草を選抜しながら自家採取して作っている農家さんがいて、今日はそのほうれん草も持ってきました。色が薄く、葉の切れ込みがまったく違います。味は、のちほど食べくらべて確かめてみてください。
(株)果菜里屋 高橋芳江氏
山形で「赤根ほうれん草」を発見して広めた方がいるのですが、その方の作った「赤根ほうれん草」は、今年はもう終わり、とのことです。
茨城県の金升農園では、ロータリーサブソイラーという機械を開発して、岩盤を深く掘り、土をやわらかくして、ほうれん草の根が真っ直ぐ伸びるような農法を行っています。根がとても太く、収穫後、干すことで、アクを出して出荷されているそうです。甘くてアクもなく、本当においしいほうれん草です。水分が多いので、20日間ぐらい持つ、と聞きました。品種はカネコ種苗の「ハンター」を使用しています。
「スイスチャード」は、和名を「不断草」といいます。のちほどご試食ください。
「アー菜(蕾菜)」、「正月菜」は、神奈川県三浦の伝統の菜花です。収量が少ないのですが、栃木県・佐野の「かき菜」もお持ちしました。のちほど味わってみてください。
■2015年2月15日 第11回 ほうれん草・メロン 〜 勉強品目「メロン」について 橋本幾男氏
◇勉強品目「メロン」
今日は、「メロン」がテーマです。今年は高くて売りにくかったと思いますが、ここにきて少し下がってきました。仲買に聞いたところ、量は増えていないのですが、ギフトなどの需要が減っているからだそうです。油が高くて、生産者がだいぶ減っており、今後も、あまり増えることはないのではないでしょうか。
高知と千葉の「マスク」、熊本の「アールス」と「アンデス」を用意しました。まだ色が回りにくいのですが、のちほど試食してみてください。
橋本幾男氏
◇メロンの写真
アールス
(熊本県)
アンデス
(熊本県)
マスク
(高知県)
マスク
(千葉県)
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