Q:今の時期のほうれん草は露地物が多く、根の色が鮮やかな赤ですが、時期外れのものは色が薄いと思います。それは、品種の違いなのでしょうか?
A:根の色が赤くなりやすい品種はあります。また、生育スピードが早いと赤い色が出てこないこともあります。ハウスのほうが生育が早いということもあるかもしれません。
Q:昔、色の薄い野菜のほうがおいしい、と聞いたことがあるのですが、ほうれん草の色を濃く改良することによるマイナス面はあるのでしょうか?
A:マイナス面はゼロではない、と思います。色が薄い東洋種は、日本人好み味でしたが、西洋種の血を入れて、色を濃く、葉を厚く、軸を太くした中間種は、東洋種の食味とは違います。
Q:「ちぢみほうれん草」が出てきた頃、霜にあたってちぢむ、と聞いたのですが、もともとちぢむ品種という話もあります。どちらが正しいのでしょうか?
A:当社では、「ちぢみほうれん草」向けの品種は育種していません。ちぢみやすい系統を使用しているのだと思います。
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