■2014年8月24日 第5回 なす・ぶどう 〜 食べくらべ
◇ほうれん草の食べくらべ
  • 1年間通してのほうれん草の食べくらべ。この日は、岩手県西根のほうれん草でした。
ほうれん草(岩手県)
ゆでたほうれん草
◇なすの食べくらべ
  • なすは、栃木県産の「千両」(右の写真のふせんが黄色)、「式部」(同ピンク)、茨城県産の長なす「築陽」(同緑)の3種類を油で焼いたものをブラインドで食べくらべた。その他、長野県の「ていざなす」、長野県の「小布施丸なす」、新潟県の「巾着なす」、講師の先生が持ってきてくださった「寺島なす」、山形県の「畑なす」、愛媛県の「絹かわなす」なども試食。
なすの食べくらべ
◇調理について
  • なすは種類が多かったので、料理は1品だけにしました。料理に使ったのは「絹かわなす」です。いろいろなものにオールマイティーに使えるおいしいなすです。

  • 料理で大事なのは、なすによって向き不向きがあること。そのあたりをよく知っておいていただきたい、と思います。水なすは、漬け物にするととてもおいしいのですが、どの料理にも使えるわけではありません。大きくは、丸なす系、水なす系、長なす系に分かれます。水なす系と長なすは、簡単に、塩とオリーブオイルをかけたり、塩麹をかけるだけでも、味噌ダレでもおいしく食べられます。
古川恭子氏
◇食べくらべ、試食の感想など
  • ほうれん草は、この時期にしては、何もつけなくても抵抗なく食べられた。それほど筋っぽくもなく、食べやすくて、思ったよりおいしかった。

  • ほうれん草は、甘みはあまり感じられませんでしたが、筋がなくてやわらかかったと思います。

  • なすの食べくらべ、うちの班の答は、ピンクが「式部」、緑が「長なす」、黄色が「千両」。ピンクがいちばん人気がありました。緑はやわらかく、黄色はややかたかった。

  • ピンクが「千両」、緑が「長なす」、黄色が「式部」。ピンクは普段食べ慣れている味で、緑はやわらかかった。ピンクと黄色で悩みましたが、微妙に味と食感に違いがあったような気がしました。

  • ピンクが「千両」、緑が「長なす」、黄色が「式部」。黄色は煮崩れしにくいという特徴があったと思います。ピンクはいつも食べているなすの味でした。緑は、食べてみてトロッとやわらかかった。いちばん好評だったのは、緑でした。

  • 意見が割れたのですが、ピンクが「式部」、緑が「長なす」、黄色が「千両」。「式部」と「千両」で意見が分かれました。私が好きだったのは、緑でした。

  • ピンクが「式部」、緑が「長なす」、黄色が「千両」。全部おいしかったのですが、中でも、ピンクが甘みがあってやわらかく、おいしかった。「式部」と「千両」で迷いました。「長なす」もやわらかくて好評でした。

  • ピンクが「式部」、緑が「長なす」、黄色が「千両」。人気があったのは、緑でした。個人的にも、緑が好きです。

  • 「巾着なす」がおいしかったです。特徴的すぎるかもしれませんが、皮がやわらかくて食べやすかったので、これならお店でも売れるかも、と思いました。

  • 「式部」はいつも店で売っていますが、やはりおいしいんだな、と感じました。「ていざなす」もトロトロッとしていておいしかった。なすにはしょうがじょうゆがよく合う、と思いました。

  • 今日はいろいろな種類のなすが食べられて楽しかったです。「ていざなす」がとてもおいしかった。

  • 生まれて初めて「水なす」を食べました。生で食べられるのが斬新で、おいしかったです。サラダが気に入りました。
 
 

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