Q:青変症のだいこんは、食べると何か問題があるのですか?
A:食べても問題はありませんが、見た目が悪いので、そもそも食べられていない、という状況です。
Q:だいこんにすが入っているかどうか、葉を折って確認するという話を聞くのですが、本当ですか?
A:自分でやったことはありませんが、そういう話は聞いたことがあります。品種にもよりますが、生育が早いものにす入りが発生することが多いようです。
Q:青変症の研究のところで、ホースラディッシュの酵素の話が出ましたが、ホースラディッシュもだいこんと同じものなのですか?
A:ホースラディッシュの酵素は、生物の実験でよく使われています。同じアブラナ科の作物なので、酵素としては類似したものとして扱えます。酵素をひとつひとつ純粋に精製するのは大変なので、すでにあるものを使って実験を行った、ということです。
Q:三浦ではだいこんの霜対策は行っているのでしょうか?
A:千葉などに比べると三浦のほうが暖かいので、霜対策は特にはしていません。三浦は3月まで、千葉などからはそのあとに春だいこんが出てきます。
Q:青変症が輸送・保管中に発生するということは、トラックの中などで出るということですか? また、出やすい時期はあるのでしょうか?
A:青変症がどの段階で発生したかは、わかりません。時間経過を調べてはいないようですが、クレームが出て、収穫時に確認すると出ていないので、温度が問題になっています。11月収穫でも、置いておいたら出ていたので、収穫時期ではなく、品種と取り扱い、周辺環境などが考えられます。産地でも、時期によって品種が変わるので、難しい部分があります。
Q:すが入るのは、だいこんだけですか?
A:かぶなどにも入ります。だいこんに比べると出にくいですが、にんじんにも出ることがあります。花を咲かせたり、タネをつけたりして、根に貯蔵していた養分を移すときにすが入りやすくなります。若いうちは出ず、生殖成長に移ると出やすくなります。
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