■2023年3月19日 第12回 修了式 〜 ベジフルフラワーアート体験 李 美英氏
◇「ベジフルフラワーアート」について

[李 美英さん]

  • 「ベジフルフラワー」は、日本野菜ソムリエ協会が認定する資格で、10年ほど前に発足しました。私は一期生として、この10年間、さまざまなイベントや講座を開催しています。

  • 野菜は買ってきたらすぐに調理して食べるので、野菜をじっくり見る機会はないと思います。ベジフルフラワーは野菜の色や形はこんなにもきれいなんだと気づかされたり、生命力を感じられたり…。ブーケにしてプレゼントすると、サプライズになり、とても喜ばれます。八百屋さんにもぜひ、消費者の方に野菜の魅力を伝えるひとつの方法として、参考にしていただきたいと思います。

  • 今日は、ボックスを使って小さなブーケを作る方法をご紹介します。使用するのは、ボックス、竹串、輪ゴム、リボン、ラッピングペーパー、鮮度保持ビニールです。

  • 用意していただいた野菜は、芽キャベツ、カリフローレ、アスパラガス、にんじん、小松菜、ケール、インゲン、スナップエンドウ、ハーブ類など。葉ものは鮮度が落ちやすいので、あまり長くしないほうがいいとか、いくつかポイントはありますが、特に決まりはありませんので、みなさんの好きなように入れてみてください。入れ方によって、作品の雰囲気が結構変わります。
李 美英さん

カラフルな野菜を使って制作
  • ベジフルフラワーアートのいい点は、曲がった野菜や色が薄いものなど、いわゆるB級品というか、市場には出ないものも使えることです。成長が遅れた小さいものや曲がったものは、いろいろな表現ができるので、私は積極的に使いたいくらいです。

  • たとえば、母の日などのプレゼントとか、奥さまの好きな野菜で作って贈りものにするとか。野菜を贈る習慣はあまりないと思いますが、こんな小さなブーケでも、人を感動させる喜びを与えることができる、ということを体験していただければ嬉しいです。野菜ですから、新聞紙やビニール袋をかけて冷蔵庫に入れておけば使えます。
◇ベジフルフラワーアートに使用した野菜などの写真
いんげん
カリーノケール
(茨城)
カリフローレ
(鹿児島)
グリーンアスパラ
(宇都宮)
スナップえんどう
トレビーソ
フルーツにんじん
ミニにんじん
(茨城)
ラディッキオ
レモン
(八丈島)
芽キャベツ
(静岡)
 
◇終わりのご挨拶

[八百屋塾実行委員長 飯塚高史]

 本日も一日お疲れさまでした。私は今日で八百屋塾の実行委員長が満期となりました。今まで3年間、コロナ禍の中でしたが、おつきあいいただき、ありがとうございました。来月からも、八百屋塾は、みなさんのご要望に応えられるよう、スタッフ一同がんばっていきますので、よろしくお願いいたします。

 4月から実行委員長は北足立支所の柴田くんになります。私より一回りか二回り若くなります。今後ともみなさんにはぜひ足しげく八百屋塾に通っていただけたら幸いです。

 

【八百屋塾2022 第12回】 挨拶修了証書の授与記念講演「都市農業の現状」ベジフルフラワーアート体験