Q:昨年はたまねぎが不作でしたが、今後の見通しはいかがですか?
A:今年のたまねぎは、大きさなど非常に順調です。6月にたまねぎの主産地でひょうが降り、1万2000ヘクタールのうち500ヘクタール以上が廃耕になってしまいましたが、他は豊作でしたので、全体量として、たまねぎをお届けできなくなることはありません。
Q:今年のたまねぎは8〜9割がL 大と聞いたのですが、2Lは出てきますか?
A:国内向けの7〜8割はL大です。2Lは、台湾など国外向けに出荷しています。
Q:北見、岩見沢、富良野でL大でも若干大きさが違うことがあるようです。規格はどうなっていますか?
A:規格は全道で統一しており、本来はおおむね同じ大きさになるはずです。箱の中に違うサイズがあった場合は選別不足なので、今後、注意します。
Q:たまねぎは保管しておくと芽が伸びてきます。産地では何か芽が出ない工夫をしているのですか?
A:北海道ではたまねぎは冷蔵庫に入れます。スーパーで買ったら冷蔵庫に入れていただくと、芽は止まります。1〜2℃、凍らせない程度の温度で保存してください。
Q:品種はすべて同じですか?
A:ホクレンから品種の指定はしておらず、それぞれが作りやすい品種を選定して作っています。貯蔵性がいいとか収量性がいいなど、主力品種は絞られており、だいたい4品種ぐらいで回しています。
Q:どの品種もF1のたまねぎで、自家採取はしていないということですよね?
A:はい、自家採取はしていません。
Q:海外輸出の件、国での調整などは行われているのですか?
A:基本的に日本国内の需要量を優先しています。日本から出せる数量を海外に通達し、条件の交渉をしています。
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