◇「たまねぎ」について
[東京青果(株) 野菜第3事業部 マネージャー 鈴木剛氏より]
Q:北海道産の早出しから晩生までのスケジュールを教えてください。 A:これまではお盆前から4月までが一般的でした。近年、府県産の減少で不足する時期が増えたため、8月頭から5月末くらいまでに延ばしてもらっています。流通していないのは6〜7月だと思います。
Q:品種は途中で切り替わるのですか? A:切り替わります。最初は「SNシリーズ」や、「バレットベア」。そのあと、「オホーツク222」が中心、最後は「きたもみじ2000」。このあたりが主力品種です。
◇「参考出品・伝統野菜のたまねぎ」について
[伝統野菜プロジェクト 領家彰子氏より]
Q:そもそも伝統野菜の定義とは? A:日本原産であるとか、時期(古くから日本にあるもの)ということではなく、認定する自治体や組織などにより、定義は違います。共通している点は、F1種ではなく固定種・在来種で、その土地の食文化と結びついていることです。
Q:愛知の「白早生たまねぎ」のお話がありましたが、早生のたまねぎも保存しておくと新たまねぎではなくふつうのたまねぎになるのですか? A:早生のたまねぎは貯蔵性があまりよくないので、おいしいうちに早く食べてほしい、と聞きました。
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