Q:さやいんげんについて、昔はレシピに必ず筋を取る、と書いてありました。今は筋がないものが多く、筋があれば取る、と書いてあります。実際には筋があるものがほとんどないように思うのですが、どれくらいの割合で筋があるのでしょうか?
A:東京青果に入ってきて私が販売している中では、今、筋があるものはないです。基本的にそのまま食べられます。
Q:私の故郷、台湾では、さやえんどうやいんげんは袋ごと大量に安く買っていたのですが、日本では少量でも高くて買えません。人件費や気候のせいなのでしょうか?
A:気候ではありません。今から25年くらい前、日本でも、さやえんどうやいんげんは大きな袋に詰めて売っていました。高くなった理由の一番は生産量の減少です。機械化されにくく、収穫は人の手で行わなければなりません。きぬさやだと1箱に800枚入りますが、手間をかける生産者がいなくなり、後継者不足も重なって、単価が上がりました。現在、スナップ以外は減少傾向にあります。台湾のようにもっとモリモリ食べていただきたいのですが…。市場には安く販売できるB級品、C級品もあります。八百屋さんはそういうものも紹介できると思うので、ぜひよろしくお願いします。
|