Q:みなさん、どうやってきゅうりを選んでいますか。品種名は書いていないですよね?
A:きゅうりに関しては、トマトなどと違い、品種名で販売していません。産地や生産者などの情報をもとにおすすめしています。一般に、きゅうりはまっすぐできれいなものがいい、という考えが浸透しているようですが、きゅうりは鮮度が命です。畑で収穫したてのきゅうりをそのまま食べると本当においしい。八百屋さんは、あまり置かずに鮮度のいいきゅうりを売っていただいているので、非常にありがたいです。
Q:参考出品のものについても教えてください。
A:ミニきゅうりの中でも本当に小さいものは、飾り用として、主に高級料理店で使われます。飾りですが食べられます。葉っぱも、飾りで使います。本来のきゅうりの葉はもっと大きくなります。「馬込半白きゅうり」は、江戸東京の伝統野菜のひとつです。市場では見かけませんが、残していかなければならない、みなさんにも知っておいていただきたい品種です。「バーキン」はもとは海外のタネで、ピクルス用など、用途は限定されています。きゅうりは味では差別化しにくい品目ですが、今日、八百屋のみなさんのお話を聞くと、かなりこだわりを感じ、われわれももっと勉強したい、と思います。ちなみに、毎月19日は「いいきゅうりの日」、4月は「よいきゅうりの日」としてキャンペーンをしていますので、よろしくお願いします。
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