Q:東京の市場では、年末年始は根つきのセリも出回りますが、4〜5月は根のないセリが出てお浸しなどで食べます。根つきより安く、お客さまも2〜3把まとめて買ってくれる。東北のものは見たことがないので、東京に送れば売れるのではないかと思います。また、北足立市場では3月頃に野セリが出ます。田んぼのあぜ道に生えた天然のセリです。これも香りが強く人気があります。
A:「葉セリ」は宮城でも作ってはいますが、東京のセリの消費の仕方を知らなかったので、参考にします。
Q:東日本大震災によるセリ田の被害は?
A:セリ産地は川沿いで、沿岸部ですが、大きな被害を受けたという話は聞いたことがありません。被災した地域で、新たにセリ栽培に取り組もうとされている方もいます。
Q:新品種「Re14-4」は茎が太いということですが、かたくはないのですか?
A:データはとっていませんが、食べてみると非常にやわらかいです。石巻の生産者の方も「太いから筋張っているのではないかと思って食べたが、そうではなくおいしかった」という評価をいただいています。
Q:今後、「Re14-4」が流通する際、区別して出されることはないのですか?
A:もともと産地では持っている系統群を使い分けていますので、品種が「Re14-4」に一新されるわけではなく、いろいろと使い分けていく中で、新品種も広がっていくのではないかと思います。
|