一流レストランに行くような一番いいレベルの「タルティーボ」の箱には「EGP」というマークがついています。EGPとは、イタリアの規格で、生産地域、生産国、EUの厳しい品質管理を通ったものの中でも、その農家が選んだ商品だけをこの箱に入れて出荷することができます。
EGPのほかに、DOPという規格もあります。日本で手に入りやすいイタリア食材には、オリーブオイルやバルサミコ酢などがありますが、EGPやDOPのラベルが貼ってあったら、国が証明しているものなので、安心して購入できると思います。
価格は、最高レベルの「タルティーボ」が現地の価格でキロ500円でした。もっと下のレベルのものだと、キロ2.5ユーロ、3ユーロ、4.5ユーロでした。
「タルティーボ」は、イタリアでは、この季節になると、地元の人が毎日のように食べているポピュラーな野菜です。サラダにするときは、ぶつ切りにして、オリーブオイルやバルサミコ酢、塩、こしょうをかけて食べます。あとは、半分に切ってフライパンで焼いたり、マリネやジャムにもしていました。イタリアのレストランに行くと、デザートにも練り込まれていたりもします。
1月はマイナス3度ぐらいで、雪は降りませんでしたが、寒かったです。
朝6時半から12時までは、「タルティーボ」を刈りとる作業をします。昼からは畑作業をして、18〜20時まで箱詰め作業をします。
物価は日本もイタリアもほぼ同じくらいで、家の値段、鍋の値段などは変わらない感じがしました。ただ、食品は安いので驚きました。特に野菜は極端に安かったです。消費税は40%、その代わり病院は無料です。
アーティチョークは、現地のスーパーで、1個0.9ユーロでした。日本人が思っている食べ方とはまったく違う食べ方をします。また、イタリア北部と南部でも、調理方法や食べ方がまったく違うそうです。来月はアーティチョーク農家に取材に行く予定なので、またアーティチョークについてもご報告できれば、と思っています。
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