秋田県横手市から来ました。今日持ってきたのは、黒皮のスイカと、ミニトマトです。
黒皮のスイカは、秋田県で育種をした「あきた夏丸ブラック」という品種です。都道府県の農業試験場でスイカの育種をしているのは秋田県だけだそうです。
縞模様がある普通のスイカに「あきた夏丸」という品種があり、その兄弟品種として、黒皮のものと掛け合わせて作りました。果肉はシャリ感が強く、甘みが強い。黒皮の中に縞模様が見えるスイカです。
今日は、農家さんから、特別に、タネなしのスイカをいただいてきました。花粉にX線を照射して不活化し、その花粉を使って、毎朝、受粉作業を行うそうです。タネはあっても白くて大きくなりません。
糖度は12.5度。果肉の持ちもいいので、カットスイカにも適しているということです。
この品種は今年出たばかりで、横手市の農協だけで種子が販売されたので、横手産だけが市場に出ています。
「あきた夏丸」は30社ぐらいの市場に出ているそうですが、「あきた夏丸ブラック」は5〜6市場のみ。出荷も始まったばかりなのですが、今後、どこかで「あきた夏丸」と「あきた夏丸ブラック」を見かけたら、ぜひ手にとってみてください。
ミニトマトは、「メグちゃん」という品種です。グレープタイプのミニトマトで、生食用。ハウスで栽培しています。環境の変化に大変弱く、作型が安定しないため、量が採れません。今のところ、西東京1社のみに卸しています。
ヘタが大変とれやすい品種なので、最初からヘタなしで流通しています。糖度は10度前後。ただ甘いだけではなく、酸味と甘みのバランスがとれている品種です。洗ってそのままスナック感覚で、ひとりで100〜200g食べてしまえる。地元では、一度食べた方はみなさんファンになってくださって、今年もほしい、というリクエストが続出しています。
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